みけねえちゃんにいうてみな

著者 : 村上しいこ

• 理論社 (2018年11月16日発売)

作品紹介・あらすじ

この頃元気のないともくん。明らかにSOSが出ているのに、その理由を誰にも話せないでいるみたい。どうやら、学校の宿題「自分の名前の由来」のことで傷ついてしまっているようなのですが……。みけねえちゃん、出番です。

感想・レビュー・書評

[海と青硝子さんの感想 · 2023年11月13日]

頼もしすぎるみけねえちゃん！　シングルマザーのお母さんとまだ小学2年生のともひろくんを、しっかり守っています。
いきなり切ない設定でしたが、お母さんもともくんも、これからまだまだ成長していくのでしょう。応援したいです。

[はまだかよこさんの感想 · 2019年1月20日]

みけねえちゃん
いいわあ
つんとしたとこいいわあ
とろーりのおやつによわいとこもいいわあ
うちのみけとそこだけいっしょ
大人の事情で子供も苦労するんだ
みけねえちゃんこれからもよろしく

≪　いうてみな　いうてなんとか　みけねえちゃん　≫

[harumi nakanoさんの感想 · 2022年9月8日]

イラストくまくら珠美氏が好きで、読んでみる。

こども向けの絵本だが、シングルマザーの息子のお話なのね。昔はこんな題材の絵本はなかったけれど、時代を感じるなぁ。

４シリーズ、全部読んだ中、
「ともだちのひみつ」が唯一、子供らしい絵本だなと。
それ以外は、あまり絵本としての好感度は薄いかな。

[saya_blossomさんの感想 · 2022年11月3日]

お母さんが弱音を吐く、珍しい児童書。
我が子の名前に関することで、子どもを傷つけるようなことを言うのは絶対ダメだと思う。
違う題材にしてほしかったなぁ...
キャラクターが魅力的なのに、子どもたちに紹介できなくて残念...
シリーズにいいお話があるそうなので、そちらに期待

[マカロンさんの感想 · 2019年1月7日]

お母さんのこんな複雑な気持ちは小さな子どもには言えないよ。みけねえちゃんだからこそ伝えられたんだろね。うちに来てほしいよ、みけねえちゃん。続編出てほしいな。

[ころころさんの感想 · 2024年3月19日]

みけねえちゃん素敵です

[かなさんの感想 · 2024年2月5日]

絵本と児童書の間ぐらいの感じの本なのですが、内容が重かった。最初は三毛猫のみけねえちゃんがテレビを見ながら、ねこエクササイズをしているシーンから始まりその姿に笑ってしまうのですが・・・。みけねえちゃんはともひろ君とお母さんの３人？で暮らしています。ある日、智大君の名前の由来の件でごたごたがあるのですが、みけねえちゃんの活躍でというお話です。みけねえちゃん、猫なのに普通に人間としゃべってるし、それも関西弁と言うノリなので暗くなりがちな話が緩和されているけどやっぱり子供向けじゃないと思いました。

[mさんの感想 · 2023年11月26日]

ともくんが最近元気がない
公園でぽつりといるし
自分のことをうーちゃんと呼ぶし
掲示物に自分の名前を書かない
なぜなのか知るためにみけねえちゃんはスパイをしますが…

なんにも言わなかったらなんにも解決しない
みけねえちゃんにいうてみな！

[ニャーテンさんの感想 · 2023年2月13日]

本の販促のチラシを見た7歳の息子の希望で軽い気持ちで借りてきて驚いた。こんなにウルウルと涙腺にくるお話だったとは！
二年生のともくんとシングルマザーのお母ちゃんと暮らしている三毛猫のみけねえちゃん。猫だけど人間と対等に話すし、頼りになるし、三人家族と呼ぶのに違和感ない大きな存在感。
偶然にも息子がスランプに陥っていた時に読んだので、ともくんを心配するお母ちゃんの気持ちもみけねえちゃんの目線や含蓄ある言葉も悩める自分の心にグサグサ刺さって胸が熱くなった。
子どもと一緒に母親も親として成長していくのだろう。

[keyさんの感想 · 2022年7月5日]

息子7歳10か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯

〈子〉
何度も読む(お気に入り)
ちょうど良いボリューム　◯
その他

センシティブな内容だった。
名前の由来とおかあさんのキモチ。
ユーモアを交えての展開ではあったけれど、ちょっと哀しい。

著者プロフィール

村上しいこ（むらかみしいこ）
三重県生まれ。
『うたうとは小さないのちひろいあげ』で第53回野間児童文芸賞受賞。おもな作品に「へんなともだち マンホーくん」シリーズ（たかいよしかず・絵）、「七転びダッシュ！」シリーズなど。
ホームページ
http://shiiko222.web.fc2.com/

「2023年 『防災室の日曜日　はんにんをつかまえろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」