記憶と忘却の政治学: 同化政策・戦争責任・集合的記憶 (明石ライブラリー 23)
- 明石書店 (2000年6月1日発売)
本棚登録 : 17人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750313023
作品紹介・あらすじ
アイヌ・沖縄・朝鮮・台湾
感想・レビュー・書評
-
過去と未来を結ぶ選択的行為としての記憶=問題のわかれ道は、過去の事実の中で何を記憶し、何を忘却するかにある=忘却と想起による記憶の再構成。
→「へーリングによれば記憶とは、自分自身のアイデンティティ意識の中心をなすものであり、現実世界を理解する能力を形成するものなのである。」
→ガダマー「忘却によってのみ、精神は全面的な刷新の可能性をうる。それはすべてを新鮮な目で見る能力であって、それにより、古くからなじみであったものが新たな目に入ったものと融合し、多層的な統一に達することになる」
私の研究に、集合的記憶論は果たして本当に有効なのか謎。問いの再検討が必要。そもそも卒論のテーマ自体、もうだめなんじゃないかと思う今日この頃。悩ましい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示