不可触民と教育 (世界人権問題叢書) (世界人権問題叢書 42)

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  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750314877

作品紹介・あらすじ

独立の父ガンディーが提唱したサルボーダヤ(全員の平等な興隆)運動を引き継ぐNGO,サマンバヤ・アシュラーム。アウトカーストの子どもたちの教育の平等を掲げ,インド社会に強烈なインパクトを与えたバグハー・スクール活動の全体像を描く実践的研究書。

感想・レビュー・書評

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  • カテゴリ:教員著作物
    人間関係学科:大橋正明教授の著作物

  • 本書では、山岳民族を支援するNGO活動を行う上で、知っていた方がよいことが述べられていた。

    <農業の発展に最も重要なこと>
    徹底的な農地改革を行い、産業としての農業の生産性を向上すること

    <バクハースクールの例>
    ①人々が大地主の債務奴隷に戻らないように、伝統的な考え方を変革する
    ②新たに開拓する農地に新しい農法を導入し、それを生徒に教える
    ③現行の教育にとってかわる新たな教育システムを探究する
    ④遅れた階層に農業訓練を行う
    ⑤国際協力との調和を推進する
    ⑥農村で働くソーシャルワーカーを育成・研修する

    <参考>
    どんな優れた人間であっても、長く指導的な立場にとどまる組織、特にNGOにとって好ましいことではない。その指導者が何らかの理由で交代した場合、組織は大きく変化することになる。

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著者プロフィール

1953年東京生まれ。聖心女子大学文学部人間関係学科教授。聖心女子大学グローバル共生研究所所長。シャプラニール=市民による海外協力の会評議員、日本バングラデシュ協会副会長、国際協力NGOセンター理事など。
主な著作は、“NGOs and Japan's ODA: Critical Views and Advocacy”, Chapter 20 of “Japan's Development Assistance” (edited by Kato, Hiroshi et al, Palgrave McMillan, 2015)、『グローバル化・変革主体・NGO』(共著、新評論、2001年)、『「不可触民」と教育――インド・ガンディー主義の農地改革とブイヤーンの人びと』(明石書店、2001年)など。

「2017年 『バングラデシュを知るための66章【第3版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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