リスク社会の危機管理 (安全保障学のフロンティア 21世紀の国際関係と公共政策)

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750325354

作品紹介・あらすじ

グローバル化と技術革新に伴い,多様なリスクに晒されるに至った現代社会の危機管理。組織の危機管理,政策決定,政軍関係等を検討し,経済生活のグローバル化と安全保障上のリスクの関連を様々な角度から分析。国内・国際社会で法がいかに対応すべきかを論じる。

感想・レビュー・書評

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  • テロ、自衛隊、企業、非嫡出子などなど扱うテーマ広いっす。少し古いし広い分浅いんですがどういう着眼点があるかを知るのに役立った。つーかテロ組織リーダーのカリスマ性とかって数式で求められるんですか…?などなかなか理解の追いつかないところもありましたが。はい。勉強しますー。

  • オフィス樋口Booksの記事と重複しています。
    http://books-officehiguchi.com/archives/4410047.html

    第1部は「組織と危機管理」、第2部は「安全保障と経済学」、第3部は「社会的リスクと法的秩序」からなる。個人的なことであるが、以前に第2部の第6章「テロリズムの経済学的分析―合理的個人による思想と行動の過激化について』を読んだことがったので、もう1度読み直したいと思った。他に気になったのが第1部の危機管理と第3部の第10章「安全保障理論としての立憲主義―「国家からの自由」と「国家による自由」の狭間で」については、今後の授業のネタになるかもしれないので改めて精読したいと思った。

  • 冷戦の終結後、世界には安定という秩序を乱し続ける地球規模の問題群、テロや戦争、大量破壊兵器の拡散、環境破壊に貿易、通称摩擦、金融危機が存在している。冷戦期間中とは比較にならないほど数多の国際政治経済上の問題に直円し、これらの解決による新たな秩序を確保しうるグローバルシステムの構築を模索している。

    ポストモダン軍隊における軍事専門職はそもそも今日の社会における軍隊の役割は何かと問い直すこと自体が
    彼らの施行枠組みの中核となる。軍事組織の正当性、軍事専門職の存在の正当性そのものを常に自己内省的にとらえ、一般社会の文化変容に適応するためにはどのような組織文化を創造しなければならないのかと自問する。

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著者プロフィール

1949年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程国際関係論専攻満期退学、人文社会科学群長・国際関係学科・教授、東アジア安全保障専攻。

「2007年 『リスク社会の危機管理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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