僕たちのインターネット史

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  • 亜紀書房 (2017年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515113

僕たちのインターネット史の感想・レビュー・書評

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  • 著者2名の対談形式で,90年代から10年代までの主に日本のインターネットで起きたあれこれが語られている.手に取りやすい値段であるところも良い.

    適宜必要な用語は注釈やポインタが用意されているため,さらっと読めると思う.
    過度な期待はしていなかったのだが,ブログ(『教科書には載らない......』で書かれた)以降の記述がどうしても手薄になっている気がしていて,そこはインターネットの大衆化によるものと,著者らの世代の限界によるところがあると思う.


    個別に気になったのは2点ほどあって,
    1つはp137「オープンソースと意識高い系の敗北」という節.オープンソースに関する前半部分の記述はちょっと認識が古めかしいという感じ.観測のスコープがズレてるのか,成功という言葉の閾値がズレているのかと思う.また,この書き方はフリーソフトウェアとOSSを混同してるのではとも思う.
    サービスを提供する場合も,そのサービスにはOSSがかなり使われている現状や,Githubの事例なども簡単に思いつく.ここは著者らの問題というよりも編集者や周囲のレビュー不足だと思う.
    もう1つは,まとめの節に相当するp233「インターネットの未来のために」の内容.ネットにありがちな「文系不要論」あたりを憂いているところで,著者らがまさしく文系にわけられるためなのか,全体的に詰めが甘い印象がある.
    特に厳しいのはp235からの
    > ばるぼら でも、おそらくこの本を工学系の人は読まないんじゃないでしょうか
    > さやわか なんか本のタイトルに「設計」とか入れときましょうかね?(笑)「インターネット設計の思想史」みたいなタイトルにしないと読んでもらえなさそう。
    という記述で,
    「おいおいおい,君らさっきkawangoの文系理系の認識について批判じみた書き方してたやん,君らの工学系の認識ってそんなのでいいのかよ」と思わずツッコんでしまった.
    しかしこれに関しては,対談の雰囲気や著者らのバックグラウンドを考えると,笑って許せる程度でもある.


    ちなみに私は学位・職業・所属からして工学系の人間なので,ここに読者はいるよ!という気持ち.非常に興味深く読んだ.

  • さやわかさんは「さわやか」さんだと思ってた。読んでる途中で気付いた。ムーノーの頃からだからかれこれ十年以上も勘違いしてた。

  • インターネットがどのように語られてきたかについて、その実感をメインに交えて語られた本。

    大まかな流れのようなものを再認識できる。

  • インターネット史に対する人文的な考察。池田さんにしろこういう本は好物。
    でも2017年に書かれた本、しかも言説史であるにも関わらず大統領選やフェイクニュースについてほとんど言及がない。この部分の考察をもうちょっと読みたかった。

  • これと「インターネットの教科書」は貴重本

  • ‪インターネットの40年を言説史の視点から振り返った一冊。メディア論として最高に面白い。膨大な資料を基にネットが商業化した先の弊害に辿り着く構成はIT業界で働く者として読んでいて苦しかった。でも読んで良かった。ウェブは本当に終わってしまうのだろうか?自分に出来ることを考えたい。‬

  • 主に文化の側面から見たインターネットの本。イベントでも言ってたけど、インターネットについて語る人、技術の人とビジネスの人しかいない問題があって、文化としてのインターネットを、しかも80年代から通貫して語れる二人は重要人物だと思う

    今のネットの現象や人々の言動に感じる違和感が的確に言語化されてて納得する。
    「人々がどんどん倫理観をなくしていきながらも、なぜか規範意識だけが高まるという謎の現象」とか。

  • 【Amazon内容紹介から】
     津田大介さん推薦(帯文)
    〈「インターネット民俗学」の泰山と北斗が織りなす知られざるインターネット言説史。“失われた20年"のインターネットは、あまりにもいびつでチープ&アナーキーだったが、愛すべき混沌に満ちた豊穣な空間だった。〉


    【簡易目次】
    第1章 80年代編 インターネット前史
    第2章 90年代編 アングラ・サブカルチャーとしてのインターネット
    第3章 00年代編 商業化するインターネット
    第4章 10年代編 インターネットにミネルヴァの梟は飛んでいるのか?

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僕たちのインターネット史の作品紹介

私たちはインターネットに何を夢みてきたのか?
80年代のパソコン通信の時代から、インターネットの黎明期を経て現在まで。インターネットの「現場」を知り尽くした著者が、その歴史を総ざらいする! 愛と笑いの決定版インターネット・ヒストリー!

津田大介さん推薦!(帯文)
〈「インターネット民俗学」の泰山と北斗が織りなす知られざるインターネット言説史。“失われた20年”のインターネットは、あまりにもいびつでチープ&アナーキーだったが、愛すべき混沌に満ちた豊穣な空間だった。〉

僕たちのインターネット史はこんな本です

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