- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750517667
感想・レビュー・書評
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エッセイか何かかと思ってジャケ買いしたけれどそんな話じゃなかった!(笑)
歴史的に「家事」がどのように変遷していったかをデータと共に書かれている。
ジェンダーの話は恨み節になり勝ちで読んでいて辛くなることがあるのだけれど、この本は随分と客観的に書かれているように感じる(もちろん恨み節もあるにはあるけれど)
どうして今こうなってるの?というのが歴史的な背景(政治や技術の発展、海外との比較)に基づいて説明されると「なるほど!」と思えるし今を変えていけるような希望も感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知的なタッチの愚痴という感じがした。Webメディアの記事として共感を呼ぶにはちょうど良いが、一冊の本として読むと、論の荒さが目立った。言葉の定義がなされていない、参考文献のセレクトの根拠がないなど…。それにしても、家事の大変さって事細かに書けば書くほど、細かく些末なことをあげつらう愚痴に見えてしまうのはどうしてなんだろう。家事の大変さは伝えようとすればするほど難しいのかも…と感じた。
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読みごたえのあるボリュームでした。
結婚してフルタイムの共働きの時に、あまりにも家事の割合が違うところ、などなど思い出しました。
正直、私一人の方が楽だよね。と思ったなぁ。
家事は家族みんなで補いあうべき!
担当の家事はやりきってもらう。文句はつけない。
たまにやる家事をやったぞアピールしない。
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ケアのもう一つの難しい点は、ケアに従事している間は細切れに時間を取られ、他の仕事への集中が難しい。ケアは、常に相手を見ていなければ十分に行き届かなくなる。そして
長い時間を要する。食べた人が作りての思いに気づくには、食べ手が敏感でなければならない。ケアの最大の目的は相手に関心を払い、大切にすること。 -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11534747 -
今年のベスト5の中に間違いなく入る一冊。自分は男とか女とかあまり性差を感じずに生きてきたつもりだったんだけど、社会人になって、結婚して、子供が産まれて、というライフサイクルの中で感じていた違和感の正体が見事に言語化されていて衝撃の連続だった。いろんな女性の中に無意識のレベルでまさに社会制度として組み込まれてきた今の立ち位置。世代で話が全く通じなくなる仕組みもよく分かる。自分の中のフェミニズムが呼び覚まされてしまったのか、射精責任とか、妾と妻のフェミニズムとかいろんな本を読み漁っているところ。
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367.21/ア
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