- Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751519752
感想・レビュー・書評
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8分
来週から夏休みなので、高学年にぴったりの絵本です。
内容は…仲間はずれにされていた少年が、夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだ出すという壮大な物語。ここに出てくるパパとママが素晴らしい!そして何より、ひらめきを感じ実行する少年がこの上なく素晴らしい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5年生での読み聞かせ。予想以上に好反応でした。やっぱり、憧れがあるのかな?
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『種をまく人』のポール・フライシュマンの絵本
PEN West Literary Award
An SLJ Best Book of the Year
A Parents Magazine Best Book
など受賞歴多数
千葉茂樹訳
世間からでっぱっている(stick out like nose)ウエズレーが、
夏休みに自分だけの作物を育て、自分だけの文明を作るという自由研究にとりくもうとひらめき、偶然にも彼のうちの裏庭に不思議な「たね」が飛んできて、夢がかなうという話。
自分で作った食べ物、飲み物、自分だけの服、遊び、時間、文字の発明
自分だけの文明を構築していく様子は子どもの夢
というわけで、よい本、ということになっている。
しかし、よくよく読んでみるとあちこち疑問も~
「あの子ったら、かわいそう
いつもひとりだけ、はみだしているわ」
「たしかに、あの子はういているな」
というおかあさんとおとうさんの言葉。
絵の印象がつよいからだろうか・・・
彼もそれを正しいとし、自覚もしている。
みんなの好きなものが好きじゃない。(ピザやコーラ)
みんなのようにしない。(髪型)
この町はみな画一の家で、ウエズレーは自分だけの家が欲しいと思っていた。
友だちはいなくて、いるのは、たくさんのいじめっこだけ。
にげるのがうまい。それが彼のスポーツ。
彼は友だちを欲していたのだろうか?
彼の興味に合う子、彼を理解してくれる子がいたら、彼はそういう人を友だちとみなしたのだろうか?
そして、すばらしい自由研究を思いついたつぎの日の夜。
都合のいい「たね」が飛んできた。
食べられて、飲めて、かわは乾かすとコップになるし、根っこは焼いたり、ゆでたり、フライにしたりできるし、葉も香辛料になる
くきからぼうしや服もでき、種からは薬。
都合がよすぎるのは~ファンタジーだから?
期間が短すぎる。
「きかい」の意味は?
寄せ集め~トールキン、トムソーヤやハックルベリーフィン、ロビンソンクルーソーなどの。
それを基準に、自分だけの時間の日時計を作り、時間を支配すると、新しい遊びも発明し、みんなに教える。ハンモックをつくり、最後にはすべてに名前をつけ、文字も決めた。
自由研究には、この国の歴史をこの国の言葉で書いた
<ウエズレーは、もう、ひとりぼっちじゃなかった>
ひとりでも彼は退屈していたわけではなかったんじゃないのかな?
彼は支配者?
彼は魅力的か?
なんでも一人でできる。
http://www.paulfleischman.net/works.htm
http://www.youtube.com/watch?v=6d2XdFsnkgQ -
2013.9.11 6-3
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10分
少年が自由研究で文明作りに挑戦するお話。
読むなら夏休み前。 -
学年問わず、充分楽しめると思います。
主人公が自分の世界を広げていく、楽しいお話。
冒険や研究が大好きな子ども達にとっては、うらやましく思えるお話だと思います。
先日も3年生のクラスで読み聞かせした所、読後に「面白かった~」と数人が声に出して感想を言ってくれていました^^ -
こんな風に生きられたら幸せ
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周囲と同じことをしていなくても、自分のしたいことをしっかりと見つめていたウェズレー。
この周りから孤立した少年が、風に飛ばされてきた作物を育て、繊維を作り、布を織り着るものを作ったり、実を食べたりしていくうちに周りから認められていき、やがて、周りの人間をも巻き込んでいくという話。
神戸市東灘区の置塩壽さんという方が、多額の寄付をして各図書館におきしお文庫が設立された中の本。 -
UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
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色づかいが心地よい