G8 サミット体制とはなにか

著者 :
  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753102624

作品紹介・あらすじ

G8サミットとはなにか。本書はそれを「サミット体制」と名づけることで、70年代以降のグローバリゼーションの実体を鋭く抉り出し、世界の「群集」への共感を呼び起こす。われわれの豊かな〈生〉を取り戻すために。

感想・レビュー・書評

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  • G8サミット体制は、新自由主義という格差社会をも生み出す経済体制の押しつけであると論じている本。
    サミットの度に、デモが起こるのはなぜか、そういった点が理解できた。
    ただ、サミットに対して多面的な評価ではなく悪い面だけにスポットを当てているような感じもして、すべてをそのまま鵜呑みにしてしまうのは危険なような気もした。

  • 『サミット体制とは、新植民地主義を基調とした世界秩序』と定義し、多国籍企業の利益偏重でしかないとサミットの無意味さを批判する。前半のサミット概論並びに歴史は、高校生向けの教科書として役立ちそう。出来事の羅列で頭に入りづらいが。後半はなぜかイギリスと日本の組み合い潰し政策にページを割き、労働問題へ論調が移ってゆく。前半と後半で若干違和感ある構成。

  • 疑問を持て、怒りを持て、最後に笑う為に!
    踏み出す一歩を後押ししてくれる一冊。

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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝 ―― 永遠のアナキズム』(夜光社)、『はたらかないで、たらふく食べたい ――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ ―― 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 ――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)、『死してなお踊れ ――一遍上人伝』(河出書房新社)、『菊とギロチン ―― やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』(タバブックス)、『何ものにも縛られないための政治学 ―― 権力の脱構成』(KADOKAWA)など。

「2018年 『狂い咲け、フリ-ダム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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