ハッカーを追え 新装版

  • アスキー
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756137616

感想・レビュー・書評

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  • 1980年代から90年代にかけてのアメリカのハッカーの隆盛を描いた本。
    シークレットサービスが元は贋金対策から今ではハッカー対策も行っていること、ベルが巨大な独占企業として君臨していたこと、ロータス開発者やアップルの内部闘争の話が活写されていた。

    ハッカーは、ニコ生の実況者のような10代の少年から成る集団で、中二的優越感、悪ふざけ、反権力、情報・技術の自由な共有・追求を是とする。コンピューターサイエンスの精神的土壌について少し触れることができた。

  • 2011/2/3

  • メモ:読んだか読んでないのか忘れたので古本で安く買った。

  • 90年代アメリカのハッカー文化について詳しく書かれていて、興味深く読めた。”預言者”、”ナイト・ライトニング”、”テルミナス”といった、若きハッカーたちの心情、行動理念がリアルに描かれていて、当時のハッカー文化の気風がなんとなく感じ取れる。
    とくに、ハッカー一斉取り締まりのくだりが面白かった。サイバーパンクは犯罪の温床だ、といって無茶な手入れを強行するシークレットサービス。当局の無理解による文化の抑圧は、現代の日本でもいくらでも例がある気がする。古い本なのだが、ハッカーたちの「自由」をめぐる闘争の物語は今でも読む価値があると思う。

  • 速読。北米での理不尽なハッカー一斉取締りへの怒りをテーマに書いたらしい。らしい、というのは、内容がいまひとつつかみづらいから。ハッカーをめぐるエピソードから歴史まで、話はあっちこっちに飛び交う。文章も妙に装飾過多でアメリカンなパワフルさが滲み出て、なんとも読みづらかった。
    ノンフィクションの形式を取っているが、エッセイのように著者の文章を楽しむべき本なのかも知れない。アイディアを奔放に詰め込みすぎな感あり。

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