電話するアメリカ―テレフォンネットワークの社会史

著者 : クロード・S.フィッシャー 吉見俊哉 片岡みい子 松田美佐

• エヌティティ出版 (2000年6月1日発売)

作品紹介・あらすじ

生活文化はいかにテクノロジーを受入れたか。コミュニケーション研究の原点にして、20世紀社会史のブレークスルー。1995年全米技術史学会Dexter賞受賞。

感想・レビュー・書評

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2021年3月22日]

東2法経図・6F開架：694.6A/F28d//K

[kitsnekoさんの感想 · 2013年1月23日]

2-3-1 メディア論

[suitecandyさんの感想 · 2011年7月2日]

第二次大戦までのアメリカの電話や電話利用に関する社会史の本。著者が社会学の人なので、社会史的な「史料」の使い方と統計調査の「資料」の使い方が非常にバランス良く、文章も平易で相当なページ数であるにもかかわらずすんなり完読（ただし私自身が前者の「史料」利用に素人である上の評価であることを了承ください）。
ユーザーがメディアによってコントロールされるケースばかりが強調されがちなこの分野で、ユーザー自身がメディアの使い方をコントロールして来たという歴史を描き出し、自動車という対比も置いてわかりやすく解説した名著であると思います。