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- / ISBN・EAN: 9784757211292
感想・レビュー・書評
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おおっ!タケシ・コヴァッチ、かっこいい!!「おれにはかたかたと音をたてる良心というものがこのあたり-どこかこのあたりにあるんだよ」 攻殻機動隊、ガンズ・オブ・パトリオット、ハドリー・チェイスやマイク・ハマーをごった煮にした感じか。デジタル化された精神。肉体のコピーにダウンロードすることでいつまでも生きることができるメトたち。しかしそれは膨大な財力があるものだけに許されたこと。不死は権力者のもの。ライカーの肉体はライカーの精神にもどったのかな?オルテガはコヴァッチをライカーの中に見るのか・・う~む。傑作!
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ハードボイルドだ。しかも超上出来のハードボイルドだ。いけてます。主人公の生き方や性格がこの未来の世界だからこそなのだと思わせるほど創り上げられた世界観に浸れるって最高。SFってこうでなくっちゃね。
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面白い。けれど、1回読んだだけでは頭がこんがらかって、2回読んでやっと納得できたという感じ。
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クールでダーティな設定、繊細で神経質で暴力過剰な登場人物たち。最高。
主人公コヴァッチは刑罰として肉体(スリーヴ)を奪われ、人格だけがデータとして保管される「保管刑」を食らって、自分のものと呼べるものはインストールされた人格と特殊訓練の技能だけ。時には感覚もスリーヴの元の持ち主のものみたいになる。失うものすら持てないのに、石ころさえ拾ったそばから奪われていくえげつなさ。
それでも自分の持てる全てを注ぎ込んでコヴァッチが過酷な状況を打破していくのは、ストーリーのやるせなさとは裏腹にスカッとする。
人の醜さと絶望ばかりの話のようで、コヴァッチがどこまでもヒーローであるところが一番面白かった。 -
独特の雰囲気。
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今までにないSF(あたりまえか)
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26p
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めったに読まないSF小説ですが、圧倒的な世界観に飲み込まれ、まるで映画を観ているかのように、ページをめくる指が止まりませんでした。
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世界観や話の内容は面白かったけれど、自分の知識が薄いために上巻は読みづらさを感じて集中できず。下巻は話の全貌が分かってきたせいか一気に読めました。