イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757218932

作品紹介・あらすじ

「廃屋の中で発見されたジャクリーヌ・ケネディの従姉妹」「『ティファニーで朝食を』のモデルとなったエッセイスト」…etc.20世紀を駆け抜けた彼女たちの、世にも不思議な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 文句なく面白かった。こういう類の本はこれまで読んだことが無い。あえていうなら、文化系女人列伝!?今後もこの本をうまくカテゴリーできるジャンルは存在しないだろうと思う。

    紹介されているそれぞれの人物の生き方が面白くて魅力的であるだけじゃない。彼女らが残したものが今見てもとても魅力的で、いちいち検索してしまったほど。

    ルーファス・ウェインライトのアルバムに使われた女性の声がなんとも数奇でロマンティックな人物だったこと、この本を読まなければ決して知らなかっただろう。

    マーサ・スチュワートのバックグラウンドにドロシー・ドレイパーなんて人がいたこと初めて知ったし、ケイト・スペードが彼女の影響を受けていたことも初めて知った。

    ぜひそれぞれの残した作品や商品の図録入りでもいちど刊行してほしいなあ。
    そして続編、というかこの類の愛すべきヘンテコな女性たち&素敵な作品たちについてのお話を、他にももっと読んでみたいです。

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  • 取り上げられている女性、みんな魅力的!
    知らない名前ばかりだったけど、読み進めていくなかで彼女たちが今のアメリカ文化にどんどん繋がっていくのが面白かった。
    一昔前の時代の、女性としての生きづらさや、今と同じような悩みもありつつ、それぞれの人生を全うしていて、辛い内容もあったけれど、羨ましくも感じた。スケール違いすぎる人生もあったけど!
    個人的にはメーヴヴレナンが印象的。
    グレイガーデンは観たいリストに追加。

  • 図書館

    全員初めて知る女性ばかりだった。
    特に気になったのは、デア・ライト。
    彼女の写真絵本を読んでみたい。

  • 関連書籍みんな洋書やないか。。。
    日本人みんな知らんわけや。

    どの女性もロマンチックで素敵。ポートレイトもかっこよくていいね。

  • 1940年代から70年代にかけてアメリカで活動した20人の女性たちの評伝です。
     登場するのは、魔女の館と呼ばれる廃墟で発見されたジャクリーヌ・ケネディの従姉妹、数々の大物ミュージシャンに尊敬されても仕事をすっぽかし続けた歌手、亡くなったときに女性と判明した男装のジャズピアニスト、など。20人の女性たちに共通するのは、無垢であり、平気で嘘をつくこと、当然ですが周囲からは理解されません。その純粋さゆえに、身を滅ぼします。
     
     頑ななまでに少女であり続け自分の世界を守り続けた女性たち、不思議な魅力に満ちています。

  • もっと長いといいのに。どの女性の人生も濃くてよかった。生涯、男装を続けた女性の話など強烈だった。

  • 120413*世の中にはさまざまな生き方をした女性がいる。それこそ、平凡なんて生き方はないのかもしれない。1人1人の人生がドラマだと思う。

  • 『イノセント・ガールズ〜20人の最低で最高の人生〜』読了。
    読むまで名前も知らなかった女性ばかりでしたが、どの人生も衝撃的で誰もが憧れる人生とは言えないけれど惹かれてしまう。
    女の人生って面白い!
    それぞれ数ページしか語られてないので何だか物足りない。
    彼女らの作品もチェックしてみよう。

    気になったメモ
    ■デア・ライト『小さなお人形の物語』
    ■「雨に唄えば」のオリジネイターはドリス・イートン
    ■ドリスが初めてのロケでエジプトに行った時の字幕デザインはアルフレッド・ヒッチコック
    ■フローレンス・ブロードハースト
    ■メーヴ・ブレナンは『ティファニーで朝食を』のモデル
    ■シスター・コリータ・ケント

  • 川本三郎の「忘れられた女神たち」のインディーズ版みたいだなぁと思いつつ読んでたら著者の愛読本だったそうです。
    なかなか興味深い本でした。

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著者プロフィール

コラムニスト・翻訳家。著書に『オリーブ少女ライフ』(河出書房新社)、『女子とニューヨーク』(メディア総合研究所)、『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)、共著に『ヤング・アダルトU.S.A.』(DU BOOKS)、訳書に『愛を返品した男』(B・J・ノヴァク、早川書房)、『ありがちな女じゃない』(レナ・ダナム、河出書房新社)、『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』(サリー・ルーニー、早川書房)などがある。

「2022年 『真似のできない女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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