バーナード嬢曰く。(2): IDコミックス/REXコミックス (IDコミックス REXコミックス)
- 一迅社 (2015年7月27日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758065290
感想・レビュー・書評
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2巻になってオチのつけ方やキャラ同士の掛け合いが板についてきてより面白く!さわ子と神林の関係性も変わってきて、青春マンガの香りも漂う読書コメディへ。往復書簡回でまじめに手紙を書く神林が健気で好き。ボキィには爆笑した。一人旅回でのやり取りも素敵だったな。笑顔のみかんを見た神林の表情が可愛らしくてよかった。
今回で一番笑ったのは、読了ツイート回。6ページ目読了とか刻みすぎ!お~いお茶のラベルの俳句読了とか、逆にセンスを感じる。春樹キャラや嫌われる勇気の青年のモノマネも面白い。黒い表紙をカッコいいって思うのはあるあるだなあ。写真やドラマで本棚を見ちゃうのもよくわかる。ぼくはお酒やティーカップも好きなので、そういうのを一時停止して確かめるのが楽しい。
神林が熱弁していた「他人からどう見られるかとか意識して読書すんな!」の話も好き。
「人に影響を与えられる本っていうのは毒になろうとも薬になろうとも それだけで貴重な財産なんだ!」
その本を自分がいかに読んで楽しむのかがすべてなんだよね。心に留めておきたい言葉。
まさに作者の『KAGEROU』についての姿勢がこんな感じだよね。あれだけ熱く語っているとぼくも読んでみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あ、本当にまだネタがあった\(^o^)/
これを見たあとは
また読みたい本が増えちゃうのよね。
やっぱ神林がいいわ〜。
あふれでる読書愛を語りたいのに
オタクと思われたくないとか
考えたりして…も
バーナード嬢にそんな配慮は無用(笑)
日本人作家は村上春樹や星新一
宮沢賢治などのビッグネームから
水嶋ヒロまで幅広く。
神林の大好きな海外SFは
さらに熱く語られたり
語られなかったりしています。
またネタをためて、続きだしてね♥ -
以前から気になって読み進めていましたが、この2巻は本当に素晴らしい。
主人公のさわ子としおりの関係が実に微笑ましく、見ていて身悶えしてしまいます。
ただの文学紹介作品ではなく、キャラクター1人1人が魅力的なのがこの作品の最も素晴らしいところですね。 -
「一杯のかけそば」まで出てくるのか!?とちょっとビックリ。
宮沢賢治の話は賢治好きを自称してても「あー、誰かに怒られるかもしれないけどその感じわかる、わかるよ」と思わせる着地点。
1巻より2巻の方が読みやすくて面白く感じたのは、キャラクターの個性がわかりやすくなったから?
とにかく神林さんが愛おしくて仕方ない!
友だちからの何気ない一言で感情が揺れるあの甘酸っぱい感じ、懐かしい…。
そして本巻でもまさかの「KAGEROU」というか水嶋ヒロのネタ!なぜそこまでヒロを推す!? -
読めば読むほどキャラに愛着が湧いてくるから凄い。読み終わってから「KAGEROU」のアマゾンレビュー見に行ってギョッとした。
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町田さわ子もいいけど、やはり神林しおりだな。
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さわ子が提唱する村上春樹を読むスタンス→
「「文体が好き」ポジションで翻訳を読む。」
(…それ、私(泣))
水嶋ヒロの「KAGEROU」は読んでないけど
あの騒動?はとっても懐かしいです。
神林ほどに水嶋ヒロの小説に興味ある人、
ホントにいないんじゃないかな。
1巻と比べるとキャラクターの個性が
マイルドになってお互いの関係性が
出てきました。さわ子としおりが仲良くなって
いくところが面白いです。
そしてさわ子は2巻も意外と本を読んでいます。