密売人

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 480
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411769

感想・レビュー・書評

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  • 道警S。

  • 道警シリーズ、5作目。

    佐伯、津久井、小島の三人が三様の方法で事件を追い、それらが一つに繋がっていく。いつものことであるが、今作はその繋がり方が綺麗に纏まっていて、読み易かった。裏捜査本部の置かれるブラックバードという店の存在もイイ。でも全体的に地味かな。終盤はさすがにスピード感があったけれども。シリーズも5作目であるのだが、キャラの印象がどうも薄く感じて、毎回リセットされてしまうのが難点。「密売人」というタイトルから、当然の如くあるモノを思い浮かべていたのだけれど、こういうモノも密売に当たるのだと、タイトルの付け方の妙は感じられた。

  • 「笑う警官」に代表される北海道警シリーズ第5弾。
    今回挑む事件は、警察への情報提供者と思しき人物達の連続殺人。
    その真実は?そして、真犯人は誰なのか?

    佐々木譲らしい警察小説であるし、
    これまでのシリーズに恥じないいつものクオリティであるし、
    シリーズのファンであれば、楽しめる小説であることは間違いない。

    しかし、何か物足りない気がする。
    3作目までの事件のスケールの大きさが頭にあるからなのか?
    相変わらずの北海道警に失望しているからか?
    いずれにしても、少し残念に感じた。

  • 道警シリーズ第5弾。
    相変わらず面白いのですが、ワクワク感というか、ハラハラ感は期待よりちょっとかな…。道警シリーズは期待値が高くなってしまうので。

  • 2012年1月

  • 道警シリーズ五巻。ほぼ同時期に三つの死体が発見されそれぞれ個々に捜査が行われ、関連する事件とは誰も思わなかった。登校途中の女子児童が不審?な男に連れ去られた一件に関った、生活安全課所属の小島百合巡査の話を聞いた佐伯は、不審な男に心当たりがあり独自に捜査を開始する。佐伯・津久井のコンビにサポート役の小島・新宮のお馴染みのメンバーでジャズBARブラックバードを捜査本部にし事件を解決する。今回の黒幕は現場警察官の協力者(エス)情報を、交換条件に手柄を上げるという卑劣な人物だった。小島と佐伯に進展あり。

  • 安定のシリーズ物だけれど、佐々木譲にしてはいまひとつか。

  • 「北海道警察シリーズ第5弾」です。
    札幌在住経験があるので、このシリーズは頭の中に情景が浮かびやすく、身近に感じられて大好きです。

    今回も警察官による不祥事、と言えるでしょう。「事実は小説よりも奇なり」で、きっと本作より”えぐい”実態があるのだろう・・・と、想像するには十分です。
    作品のスピード感に乗せられて1日で読破してしまいました。

    内容的には賛否ありそうな出来ですが、シリーズ物ならでは安定感と次への期待感、4人の関係性で十分楽しめました。

    聞き慣れた地名連発なのですが、パッと頭に地図が浮かばなくなっている――札幌を離れて10年以上経つと、徐々に土地鑑もなくなるようで、軽くショックです・・・(T_T)

  • 道警シリーズの集大成のような作品でした。
    面白い作品でした

  • 年末年始用に購入 自分が先か、母が先か

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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