密売人

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.47
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本棚登録 : 480
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411769

感想・レビュー・書評

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  • 10月の北海道で、ほぼ同時期に3つの死体が発見された。また、女子児童が連れ去られる事件も起きる。次に自分の協力者が狙われると直感した佐伯警部補は、ひとり裏捜査を始めるが…。道警シリーズ第5弾。。

    警察モノのシリーズなら登場人物のキャラが立っているはずなのに、最初の作品が印象的だったわりに5作目になっても佐伯と小島以外の登場人物をすぐに思い出せない。例えば今野敏の警察モノのシリーズよりもストーリー自体はずっと濃く描かれているのになぜだろう?自分の頭が悪いことを差し引くと、それが佐々木譲の描き方の特徴なのかも、とも思う。
    (B)

  • ごく普通の警察官だけど、職務に対して誠実。
    地道な捜査で、仲間とともに、真相にたどり着く。
    そんなキャラクターが、このシリーズの魅力かも。
    複数の事件を、それぞれの視点で追うけれど、うまくまとまっている。
    津久井に少し明るい未来が見えて、なんだか嬉しい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-beca.html

  • #読了。道警シリーズ第5弾。北海道内で同時期に3件の不審死と女子児童を連れ去る事件が。すべてに共通するのは、警察協力者、通称エスの面々であること。チーム佐伯が再び立ち上がり捜査を進めると、道警OBらの名前が浮上する。このシリーズは今回も裏切られることはなく楽しめた。

  • 途中でシリーズものと気がついた。
    書き下ろしということでダブりはなく読みやすいが警察と裏社会の癒着という内容に目新しさがない。

  • 他の人のレビューにもあったけど、タイトルの意味が途中までわからなかった。魅力的なキャラが多いんだけど、かみ合いきってないというか何と言うか…
    この作者の小説は、読む前の期待値が高いから厳しい評価になりがちなのかも。

  • オレ、警察小説が好きなんだなと、
    改めて思わせてくれました。

    シリーズ物なので、安心して読めますね。

  • 道警シリーズ第5弾。
    タイトルだけでは、全然分からず、読み始めてから、気がついた。
    道内3ヶ所で起きた殺人事件の被害者は、警察のスパイだった。
    この事実に佐伯たちは立ち向かっていくが・・・
    いろいろ混ぜ込み過ぎて、今回はキャラクターが目立ってないと言うか、段々つまらなくなるのは、読者も飽きてしまうからなのだろうか・・・?

  • いくつか存在する佐々木譲お得意の警察シリーズの中で「笑う警官」から始まる道警シリーズ・札幌編の第五弾。やはりハズレがない。改めて最初の作品から読みたくなる衝動を抑えるのが大変だ。登場するキャラクターも変わらずそこにいる感じが「帰って来たな」という気分にさせてくれる良作である。
    もちろんオススメ。
    映像化は禁止した方がいい。昨年テレビで放送した「警官の休日」のキャスティングが最悪だったからだ。映画化された「笑う警官」の方をイメージして読むことをオススメします。

  • キールが飲みたい。

  • ・ストーリーにはスピード感があって結構楽しめたんだけど、各刑事の描写が甘くてそれぞれに個性も魅力も感じられずあんまり感情移入できなかった。特に女刑事は一体なんのために登場してるんだ、と読み進めてすぐどうやらシリーズ物の一冊らしい事に気づく。その所為なんだろうなあ。姫川玲子シリーズみたいなもんか。難しいよね、シリーズの読者にしてみれば人物説明に字数を使われても困るし。なら表紙にシリーズ物だってわかるようにしてもらえれば俺も手に取らないんだが。
    ・タイトルにある「密売人」もどうもしっくり来ない。ラスト少しだけしかその密売については触れられていないしなあ。あとあの大学教授出てきた意味がわからん。
    ・まあ暇つぶしにはなったかな。近くに市民センター図書室で借りた。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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