キャベツ炒めに捧ぐ

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.51
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411790

感想・レビュー・書評

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  • いくつになっても女は女。

    60代の女性とは思えないほどのパワフルな3人。

    自分もあと20年で彼女達の仲間入り。

    そんなにパワフルにいられるだろうか。。。

    そして美味しそうな料理のレパートリーを数多く持っているだろうか。。。

    とにかく料理がしたくなる1冊。

    2017.5.19読了

  • 図書館で借りたもの。
    アンソロジーでは読んだことあったかも?まるまる一冊は初読みの作家さん。

    60代の三人のおばちゃん、江子・麻津子・郁子が営む惣菜屋「ここ家」。
    出てくる料理がおいしそうでおいしそうで。
    旬の料理っていいなぁ~。

    60代って、こんなに若いのかな?とちょっと疑問に思った。

  • 大人の女性の、切なかったり可愛かったり哀しかったりする物語と、おいしそうな料理にうっとりします。食べることって人生そのものなんだなあ。自分ももっとおいしいものを丁寧に食べようと思いました。

  • この作者の作品は初めて読んだが、後から情報を出していくようなストーリー展開はちょっと珍しいような気がした。美味しいご飯が食べたくなる話。
    美味しいご飯と幸せほっこり物語、かと思っていたけど、60歳前後の女たちはそれぞれ問題を抱えていて…決して暗くはないし、ハッピーエンドだけど、少し重い感じもする。

  • 「自由の王国ですからねわここ家は」
    ー進


    イキイキとしててカッコイイと思った。
    出てくる惣菜はどれも美味しそう!

  • まずまず?

  • ここ家は60代女性三人が切り盛りするお惣菜屋さんで、安くて美味しいのでなかなか繁盛している。三人とも独身で、それぞれそれなりの事情があるが、それなりに今を楽しんで暮らしている。
    三者三様の恋模様と、料理の描写が美味しそうでなかなかに楽しかったです。

  • 町の惣菜やで働く三人の女性たち、それぞれの家族、恋愛、人生観を食べ物を巡る逸話で描く一冊。各章独立した短編としても楽しめる。
    嫌いになったとか、喧嘩別れとか、憎むことができた方が楽なこともある。そうじゃないのにうまくいかない時の、どうやって落とし前をつけたらいいのか、どうやったら前にすすめるのか、というのは難しいし時間がかかる。
    すでに人生折り返し地点を過ぎている三人のこの先がたのしみな、希望に満ちたエンディングが春先の陽気ともあいまって暖かな読後感となった。

  • どうしよう、良さが全く分からなかった(´・ω・`)いわゆるアラ還の女性3人のお話でお惣菜屋さんの仕事~プライベート~過去~恋を描いてたんだけど、微笑ましいとか全くなくて、最近の60前後は元気ね…ちょっと節操無さすぎる気もするけど…みたいな。実際の私がこの頃の年齢になれば共感できる所もあるのでしょうか。枯れてない、といえば聞こえは良いけど、キャハハって…(;´д`)付かず離れずの友情は良いな、と思いましたし、お料理の描写は美味しそうでした。

  • ここ家と言う惣菜屋さんで働く、
    郁子、江子、麻津子の3人が料理を通して話を進めていく。
    出てくる料理が美味しそうなんだよねー。
    3人それぞれが。

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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