下駄貫の死―鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 163
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758431088

感想・レビュー・書評

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  • 因果応報な部分もありますが、下駄貫は早々に死んでほしくはなかったなあ。もっとも逆の展開になっていたら逆の感想になっていたのかもしれませんが。下駄貫の弔いのシーンは圧巻です。

  • 政次、跡継ぎとしてお披露目。

  • 鎌倉河岸捕物控 7巻

    シリーズ名脇役に死が!
    タイトルからして衝撃の一冊です

    次代を引き受ける政次ですが、古手の
    手下には不満もありますよね
    そんな心の不均衡が手柄に走り、窮地に
    そして死が・・・

    宗五郎もこの衝撃を手下のまとめと変える
    ために政次のお披露目式で宣言を

    いよいよシリーズの基礎は固まった!

  • 第7作~松坂屋の大旦那・松六と金座裏のお上と,しほが伊香保に湯治に出かける見送りの板橋の場で,女殺しが起きた。店に帰らなくてはならない清蔵は未練が残るが,殺された女の残した「くらまえ」という言葉を手掛かりに,御蔵前の探索の邪魔になると考えてはいるが気が気でない。「くらまえ」は薬種問屋の鞍前で,縄張り外の赤坂だったが,剣術道場へ通う政次が他の下っ引きの先回りをして,手掛かりを掴んだのだった。彦四郎の奉公先・綱定の墓参りに出かけた先で,船宿の女将さんの姿が消えたが,亮吉と政次が行き先を突き止め,宋五郎が乗り込んで決着をつける。彦四郎がもたらした古碇が盗まれる怪事は,うぶけ抜き作りの職人が,親の代で失った旅籠を取り戻そうと,高名な師匠の刻印を使ったものだった。十代の餓鬼が匕首をひけらかして野菜売りの婆から金を奪ったのは金座裏の目の前で,エスカレートした連中は板橋の岡っ引きを刺し,次は千住だと読んだ金座裏の裏を掻き,内藤新宿で裏の裏を読んだ下駄貫を刺し殺した。下駄貫は政次が金座裏の跡目を継ぐのを嫌がりながら手柄を立てようと焦っていたのだった。下駄貫の仇は政次が先頭に立って討ち,しほが伊香保で描いた絵から,十数年前の鮮やかな盗みの手口を思い出した宋五郎と八百亀ではあったが,実際の押し込みが起こるまでは放っておいた。政次は正式に十代目の指名を受け,竿乗り師弟が脅されていたことを知った~前作は停滞していたけど,ココで一気に進んだ。だけどさ,政次が乗り込んだ賭場で元金3両を500両以上にしてしまってはいけないだろうと思うよ。亮吉の独楽鼠というキャラが安定した。八百亀の番頭振りも

  • タイトル通り、裏金座の10代目襲名についてメンバーの心が揺れてしまいとうとう、手先の一人が殺害されてしまいます。

    最後には政次が10代目襲名します。
    これからまた新しい展開の予感が??…

  • 初版本

  • 鎌倉河岸シリーズ。
    主人公とヒロインが真面目すぎてちょっとツマラン。が、周りのキャラがフォローしているので、なかなか楽しい。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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