謀略 警視庁追跡捜査係 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436281

感想・レビュー・書評

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  • 最後、超どんでん返った。おもろかった!

  • 追跡捜査係という、組織がめずらしい視点で、特捜とのライバル関係は興味深い。人物描写もしっかりしていてストーリーも面白い。刑事はコンビで活動すると言われているが、性格の合わないコンビのやりとりは読者としては楽しい。事件の解決も、追跡捜査係の活躍が光るが、犯人達の殺人にいたるまでの経過がすこし弱いような気がする

  • 前2作までのフォーマットから一転して、本作では最初から2人が同じ事件を追い掛け、通常であれば猪突猛進の沖田と冷静沈着な西川とが立場を少し入れ替えた状態で捜査が繰り広げられる。
    シリーズとしては今までと違ったバリエーションと2人の新たな関係性を提示するような作品に仕上がっている。

    方向性の見誤りから捜査に行き詰まった捜査本部としては出張ってきた追跡捜査係を煙たがり、捜査方針を巡って対立や確執が生まれていく。それらの状況からくる焦り等々で、いつものペースを保てずキレに欠く西川と、そんな西川を前に何故かなだめ役に回るコトを余儀なくされた沖田。いつもと勝手とは異なる状況で歯車の狂った2人も解決の糸口が掴めず悪循環に陥っていく。
    …等々と全編を通じて微妙な緊張感が漂った作品となっているが、そのなんとも言えぬ空気感が本作の面白味だったかと。。
    誰かが歯車をかけ違いるだけで全体の空気が変わり、なんとなくうまく事が運ばないなんてことは日常社会でも見られるけど、その微妙な雰囲気を作品内でリアルに捉えられてるはやっぱりキャラがしっかりと立ってるからだろう!

    ただ、人物たちを追いかけるあまり、事件の解決が唐突且つ尻すぼみな展開になってしまっているのがちょっと残念だった。。。
    今回は事件の成り行きよりも主役格の別面を見せたり、警察内における追跡捜査係の特異性みたいな部分をフォーカスしているのであれば、事件性については過度な詰め込みよりもこの程度で良かったのかもしれないが…

  • シリーズ3作目
    堂場さんは、よくこれだけいろいろなシリーズを書き分けられるなあと感心する

    今回は、西川と沖田のキャラが変わった?

    変にいじらずに、そのままドラマ化して欲しい
    2人は誰?
    西川は西島君とかどうでしょう?

  • 2012年7冊目

  • 刑事モノとして面白いシリーズ。
    第3弾は連続殺人、捜査の内容とか刑事同士の人間関係とか面白く読める。
    ただ、今作の動機が今ひとつピンとこなかった。

  • 2月-2。3.0点。
    シリーズ第三弾。連続通り魔殺人。
    発生から半年が経ち、追跡捜査係が。
    西川の熱くなる理由が、イマイチ不明。犯行動機も。

  • シリーズ3作目。テンポはまぁいい。
    捜査が行き詰まった事件を、捜査本部と対立しながらも捜査する追跡捜査課。主人公沖田と西川のキャラは正反対で、それゆえ良い相棒(喧嘩ばかりだけど)なのだが、今回は二人が逆のキャラになっている。
    手口のよく似た、同じ場所で一ヶ月の間に起きた若い女性が被害者の殺人事件。連続通り魔事件として捜査されるが、事件から半年、解決のめどがたたずにいる
    犯人も意外だし、犯人を割り出すまでのストーリーもよかったので★4つと言いたかったが、犯人が動機を語る部分が強引すぎて、★1つ減。

  • 最後まで展開が読めず。

    思い込みはやっぱり危険だ。

  • 刑事も一つの職業と言えるんだね。同僚との関係、上司との関係、会社と変わりない気がする。職業の状況が若干特殊と言えるだけかもしれない。

    西川さんと沖田さん良いコンビだよね。庄田くんと三井さんは良いコンビになれるのだろうか??

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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