- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758438025
感想・レビュー・書評
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ますます精彩を描く劉徹、かろうじて孫広と司馬遷が漢の魅力を維持している状態。
一方で頭屠、李陵をはじめ、匈奴の魅力は増すばかり。とりわけお気に入りは蘇武。
ついに次は最終第7巻、久々に北方ワールドにどっぷりハマっているので、終わると思うと寂しい限り。 -
蘇武と李陵の心情が、とても哲学。
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次ラスト。
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同じ人物が50年も統治する国。その中で入れ替わる人たち。漢から離れた人がみる国。50年同じ時を過ごしたもの、そして本人。想いがイロイロ、だけど、ダメな感じ満載の第6巻の漢の国。
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七巻にまとめます。
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北方版を見てなんとなく違うバージョンも見てみたいと思うこの頃。
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李陵と蘇武の再会。中島敦の「李陵」でも印象的なシーンだが、また違った味わい。司馬遷も含めて、後半の主人公たちが淡々と描かれる。
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武帝も最晩年になり、老害というものがでてくる。そういう武帝の描き方が何とも言えず素晴らしい。北方謙三もなかなかの作家だなと、近頃思うようになった。