名古屋駅西 喫茶ユトリロ (ハルキ文庫 お 4-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440554

感想・レビュー・書評

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  • 探したら本当に見つかりそうなお店、喫茶ユトリロ。
    個性豊かな常連客達の会話が楽しい

    喫茶ユトリロは架空だけれどそれ以外のお店は実在しているものばかりっぽいから探して行ってみたい
    読んでいたらスガキヤ食べたくなった・・
    そして鬼まんじゅうが実はローカルフードだと知って衝撃を受けている

    龍くんの恋はどんまいとしか言いようがない

  • 名古屋の人は“名古屋の話”をされるのが好き。
    そこをうまくついた作品。名古屋人にはたまらない。

    毎回必ず名古屋の料理が出てきて、実在する店舗・商品を絡めて紹介。
    そしてそれが事件のカギになっていく…という内容。

    謎解きとかミステリーとかではなく、「名古屋小説」だと感じた。

  • 名古屋出身者として、知ってる地名が出てくるので、リアルな街を頭に浮かび、店内での会話の名古屋弁もスラスラ読めて、あっと言う間に読了。方言も登場人物の年代ごとに微妙にニュアンスを変えていて、さすが名古屋出身の作家さん!
    日常の謎を解くのと、名古屋名物が絡んでいるのが面白い。

  • 東京生まれの龍くん。祖父母の経営する名古屋らしい(?)喫茶店、ユトリロに下宿中。さぞかし「なごやめし」は不思議なものであるだろう。謎解きがちょっと強引なところもあるけど、面白かった。えびふりゃあの語源はあの人だったのか。
    正直さんのように「悔いのない人生を過ごせた」って思える一生になるだろうか。

著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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