優しい言葉: パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-8)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441063

感想・レビュー・書評

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  • 『 パンとスープとネコ日和』シリーズ第三弾。「たい」ちゃん「ろん」ちゃん2匹のどすこい兄弟に囲まれてすっかり元気になったアキコに安心しました。ネコが甘えたりおねだりしたりする描写が細かくて表現豊かで微笑ましいです。アキコとしまちゃんが過去の黒歴史を暴露するあたりも可笑しくて笑ってしまいました。全体的にハッピーモードではありましたが、おせっかいな田中さんや同級生の訃報などしんみりエピソードもあり、人生いろいろだよなぁ、という感慨も深く読んでました。ママさんがますます親切になってきて、そこもじわっときました。しまちゃんとシオちゃんカップルもほのぼのしていいですね。
    世の中嫌な人もいるけどいい人も必ずいるので、人生捨てたものじゃないです。

  • やっぱりタイトルが好き

  • パンとスープ第三弾。
    アキコの元にやってきた猫二匹。たろから一文字ずつもらって、たいとろん。猫のパワー二倍になって、店も競合店か出ても変わらずで、ほのぼの。しまちゃんの彼へのつれない態度だけが意外。先生とアキコの手紙のやりとりには、日本人の美しい習慣や礼儀が表れていて、いいなーと思った。

  • 今回もアキコの日々の生活がいいなぁ〜

  • なんかもう1冊まるまる猫のろけです。作中の猫たちはみんな元気でたくさんじゃれついて楽しいですね。うちの猫はあまりじゃれないので、少しうらやましいかな。

  • このシリーズを読むと、やさしいスープとパンを食べに、世田谷線沿いに行きたい気持ちになる。

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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