あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (時代小説文庫)

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著者 : 高田郁
  • 角川春樹事務所 (2017年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441100

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あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

  • 納まるべきところに納まった幸と智蔵。
    いよいよ、幸の胸のすくような活躍が始まる。
    一巻で、四代目徳兵衛に嫁ぎながら夫に愛想をつかし、実家に戻った元ご寮さんの菊栄。その立ち居振る舞いが魅力的で、一巻だけでこの物語から姿を消してしまうのは残念に思っていたら、前巻で幸と5年ぶりの再会。この巻では、幸にとってさらに貴重な役割、重要な存在になってくる。
    今後も、この二人、様々な関わり合いになっていきそうな予感。
    一気に第四弾まで読んでしまったが、第五弾は未刊行。
    今までの刊行間隔からすれば、次巻は来年の2月?
    楽しみに待つとしても、なるべき早い刊行をお願いします、高田郁様。

  • 高田郁『あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇』ハルキ文庫。

    シリーズ第4作。『女名前禁止』という掟のある江戸時代中期の大坂で、主人公の幸が商いの道をひたすら突き進む。幸の知恵と勇気と決断力。そして、商人としての心意気。何とも爽快で、感動的な物語が展開する。

    大坂天満の呉服屋・五鈴屋の五代目店主は隠居を申し出て、幸のもとから姿を消す。店主不在の危機にお家さんの富久は意外な決断を下す。

    次々と五鈴屋を襲う様々な危機を、持ち前の知恵と勇気と決断力で乗り越えていく幸の生きざまが清々しい。ラスト1行の幸の決断に心の中で拍手した。

  • なんとまあ、そうなるのね。今回の展開はちょっとやり過ぎかなーという気持ちが否めない。別に養子でもよかったんじゃないかとも思うけれど。できすぎる妻が疎まれるのはしょうがないのかな、もっと陰で守り立てるその能力があれば、話は変わってきただろうけれど。やっぱ夫としては不甲斐ないよねえ。現代ならさちは結婚なんてしないでバリバリ働くキャリアウーマンになるんだろうね。江戸だからムズカシイだけで。しかしこれといった失敗もなく実績を積んでいるさちはすごい。浄瑠璃人形とおなじ出で立ちでの観劇の件はちょっと感動。よく考えた。

  • もはや目が離せない。
    いわば職人としての
    ものつくりの矜持を持っていた澪とは違い、
    幸はまさしく商人。

    その天性は、自らがよしとするところに向かい
    おのずと解き放たれてきた。

    さらさらと流れていた小川は
    いまや周囲をも巻き込む奔流となり
    さらにその力を増すばかり。

    掛け値無しに面白い!

    大坂が舞台であり、史実も下敷きにあることが
    大阪に生まれた者の親しみと誇りにつながり
    これから起こるはずの
    天地鳴動(を起こしかねない幸の活躍)を
    期待してしまう。

    本当に面白い!

  • 幸が、四代目五代目そして六代目にも嫁ぐ事になる。
    人形と人形遣いの様な関係の夫婦は、知恵を働かせて商いを大きくしていこうとする。
    幸がお家さんとなって本格的に商いに邁進。
    この先、繁栄ばかりではないだろうが、どう大きくなっていくのか楽しみ。

  • 4巻も面白かったです。始まりから怒涛の展開でした。去る人もいれば、戻ってくる人もいて、幸は今度こそ幸せになれそうです。やっぱり智ぼんさんはいい人だ。しっかり真摯に人と付き合い、生きていくって大切ですね。五鈴屋さんの、傘もかわいいと思いましたが風呂敷もかわいいな。なんだかとんとん拍子に上手く進んでいて、ちょっとドキドキします。最後の展開に、また続きがとても待ち遠しいです。

  • どんな時も知恵を絞り、笑って勝ちに行く!

    シリーズ第四弾。
    五代目からバトンを渡された智ぼん。
    思った通りの展開。もう一波乱あるかと思っていたけれど割りと呆気なかったような…。

    身を挺して五鈴屋の暖簾を守り抜く!と決心した幸は、ただ守るだけではなく商いをどんどん広げていく。
    ここからが幸の腕の見せ処。
    知恵を絞って誰も思い付かない斬新なアイデアを次々に出していく。
    穏やかな智ぼんのお陰で商いが面白くなってきた幸。
    お家さんとの約束を胸に幸が打つ次なる一手は?
    半年後がまたまた楽しみになってきた。

  • 購入。

    いや、今回はマジでビックリしたよ!ついに三男と再婚だし(これは嬉しい(笑))、商売は上手くいくし。波乱万丈とはまさにこれだね。ラストの買い取り話もマジで!どうなることか。本当に次巻が気になるよ。早く続き出してください。

  • 今回の幸は、なかなか順調で嬉しい。
    あの人があっさり退場して、戻ってくる人もありで五鈴屋にとっても激動の展開。
    幸は、まっとうに生きているからいざというとき味方がでてきてくれる。
    そして、あの商才は目を見張るばかり。柔軟な発想が素晴しい。
    でも、あのラストは、またまた一波乱ありそうで続きが気になって仕方がない。

  • やっぱり高田郁作品は面白い!ラスト最高でした。早く続きが読みたい。智ぼんと一緒になれてホントよかったー

  • いやー、もう面白い!!
    高田郁さんはどれもいいけど、今の所このシリーズが最高かな。今後もっともっと面白い作品を描かれそうだけど、今の所は。
    三兄弟に嫁ぎ、やっと何もかもしっくり来る旦那さんに巡り合えて、幸の商いの剛腕もうなる、うなる!
    利も上げ、情もある商い。
    自分も見習わないといけない事がたくさんあるなぁ。
    この作品でぜひ直木賞を獲ってほしい!
    ま、受賞しなくても傑作という事実に変わりはないんだけどね。
    早く続きが読みたいー!

  • 想定通りというか、収まるところに収まったという気がする。これからは思うまま力を発揮するのではと思わせて落とすのが、この作家。どうなるのか、次回も楽しみです。

  • 一難去ってまた一難だけど、確実に幸は成長している。とにかく早く続きが読みたい。

  • シリーズ第4弾
    女は日陰の身ゆえに今まで出来ず歯痒い思いをしていた知恵を出して商いをすると言う事への幸の手腕が心地よく発揮できるようになって、見ていて気持ちがよかった。笑って勝ちに行く幸の逞しさは、決して独りよがりに笑っているのではなく関わる人全てに笑みがこぼれるような優しさが基盤になっている。決断力 実行力はお見事で、次なる難題にどう立ち向かうのか、早く次が読みたいな。

  • 最後はそうなるんだろうとは思っていたけど、智ぼんさんと仲良く商いができて、なんだか安心して読めた。

    お家さんが亡くなったのは悲しいし、頼りない気がする。でも、元番頭の治兵衛さんがだんだん元気になってこられたり、元嫁の菊栄さんと仲良く商売の話ができている。

    大店の店主の中にも幸の才を理解してくれる人がいたり、波村の養蚕農家や織子さんにも理解者が増えてきて、何か持ってる人は周りを自然に動かしていくんだと感じた。

    商売がだんだん広がっていくことに少々不安もあるし、隠居した惣ぼんさんがこのままではないだろう…とも思うし、智ぼんさんはこれから先ずっと大丈夫か?など先にまだまだ見えない楽しみがあって、続編を心待ちにするところ。

  • みおつくし料理帖は、ご寮さん、種市さん、おりょうさん、源斉先生、小松原さま、美緒さんといった魅力的な人たちのなかで澪ちゃんが少しずつ成長していくのが好印象でした!

    一方、あきない世傳金と銀の幸さんは結構淡々としていて、旦那さんが変わるたびに「前の旦那さん、これまでありがとうさんでした」と手を合わせ、さぁ次!と案外さっさと気持ちを切り替えていくので、えっ!?早!!と思わず口に出して突っ込んでしまいました。今度こそ智ぼんさんとうまくいってほしいな。。。

    しかし今回も物語終盤の展開はスピード感抜群で、早くも半年後の新刊発売が待ち遠しいです。

  • あきない世傳金と銀、第4巻。
    ようやく手に入れました!
    そして、ゆっくりじっくり味わいながら読みました。

    第3巻のラストでどうなることか?!
    と、気をもんでいたのですが…
    予想だにしない展開に、「えっ!!!」と声を出してしまいました。

    天満の五鈴屋へ女衆として奉公に上がり、4代目徳兵衛の後添えになった幸。
    4代目徳兵衛は3兄弟の長男ですが、読んでいて腹立たしくなるほどの放蕩息子。
    その4代目徳兵衛が不慮の事故で亡くなります。
    事故の原因も自業自得というか…

    そして、5代目徳兵衛となったのが弟の惣次。
    3兄弟の次男。
    5代目徳兵衛は幸の商才を認め、幸を娶ることを条件に5代目に。
    この惣次、商売熱心で、商売人としては4代目とは比べ物にならない。
    幸の商才を認めていたので、幸と二人三脚でやっていくかと思いきや…
    商売が上手くいき始めると、手柄は自分ひとりの裁量と勘違いし始める。
    ”情”というものが全くなく、儲けることしか考えない。
    その結果…
    自分で自分の首を絞める状況を招いてしまう。

    そんな状況を作ったのは4代目自身なのに、あろうことか、お金をもって逃げ出した。
    後に残された幸と五鈴屋。

    どうする幸????
    どうなる五鈴屋~~~~!!!!

    と、思っていたら、3兄弟の末っ子、智蔵が6代目徳兵衛に。
    そして、そして、幸がその嫁に!

    3兄弟の長男、次男、三男と三人の嫁になった幸。
    でも、第1巻で智蔵は幸と夫婦になることを望んでいたのだし。
    そして、なんといっても人としての優しさを持っている智蔵。
    自分を人形に、そして幸を人形遣いに例え、幸が思う存分あきないに力を注げるように尽力する姿。
    ”智ぼん、よう言いはった!”
    ”智ぼん、ようやらはった!”
    と拍手喝采!!

    次から次へと窮地に追い込まれ、やっと商いが軌道に乗ったら、またまた問題が!

    第5巻は来年の春ごろ発刊でしょうが、今から待ち遠しい!!!

  • 四代目だったゲスの夫を亡くして五代目の嫁となった幸。ここまでは予想したけれども、第三巻で五代目も失踪、この第四巻で六代目と夫婦になるとは。それを聞かされた天満組呉服仲間の第一声と同じく私も「げっ」。三人兄弟のもとへ順繰りに嫁ぐなんて。が、六代目と幸のコンビは絶妙。これまでの巻と比べてイケズされる度合いも低く、幸が次々に繰り出すアイデアが楽しくて、ニヤニヤしながら読むことができました。労を惜しまず商いに精を出せば自ずと財を成す。誰も試したことがないからこそ試す。その姿勢を見習いたい。引き続き頑張ってや、幸。

  • やっぱり最終的には智ぼんか…と思いつつ、幸がようやくのびのびと商いを広めていくさまは読んでいて気持ちが晴れる。
    (話の都合上仕方ないことだけど、四代目五代目の身勝手さにイライラしていたもので)
    どんな運命にもありがとうございましたと言える幸を見習いたいものです。

  • 「女名前禁止(女性は店を持つことはできない)」という掟のある江戸時代の大阪で一人の女性が商いの道を志す。

    もう、店主を影から操るしかないんじゃないかと思っていたが、あの男の登場によって幸に追い風が吹き始めた。

    その圧倒的商才と人情で呉服界に新風を巻き起こせ!
    幸!君なら出来る!

  • すんなり智蔵と添わせたくなかったのでしょうが、惣次が出て行くとは…
    智蔵は、外で苦労した分練れているし頭もいいから、今度は幸は思う存分商いに打ち込めるといいのですが…
    それにしても波瀾万丈どすな。

  • 予想通り第4巻では、三男の智蔵が登場。学と徳、和と謙虚の智蔵のもとで、幸の才覚、商才は見事に花が開きます。高田郁さん、渾身のシリーズ、絶好調で第5巻に続きます!

  • 途中の巻でアレっ?と思った中だるみ感が今回の巻では全く無く、また面白くなってきた!!という感じでした。
    幸が本当に強い女子なので見習いたい。

  • 惣次と別れてしまった幸。
    きっと今度は智ぼんと結婚して、商いを自由にできるようになるのではと思ったらその通りの展開に。
    でも一筋縄ではいかないのがやはり高田郁作品。ようやく軌道に乗り始めたかに見えた五十鈴屋だが、つぎからつぎへと問題が起こる。
    そして隠居したことになっている惣次だが、本当にもう出てこないのか?
    いまから次巻がたのしみ!!

  • やはり面白くて一気読み
    「貸してー」と三人が待っている
    読みやすくて 面白い
    以前の登場人物もしっかり出てるし
    こういう本がいいなあ
    五巻、早く~早く!
    来年でしょうか

    ≪ 商いの 人形遣い みごとなり ≫

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