親子たい焼き 江戸菓子舗照月堂 (ハルキ文庫 し 11-7 時代小説文庫 江戸菓子舗照月堂)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441858

感想・レビュー・書評

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  • ようやくなつめは職人の道へ。

    一方、氷川屋は相変わらずの悪だくみ~。(その知恵を商いに使えばいいのに)

    そんな中、しのぶや周囲の人々の愛情で育つなつめが愛しいです。

    ほとんど大人買いの一気読み状態。
    面白いです、このシリーズ!

  • なつめの周囲にいる人たちは、みな心根の清らかな人ばかり。読んでいて安心します。

    照月堂も3巻目に突入し、
    前作で菓子職人見習いを許されたなつめ。
    浮ついたところは全くなくなり、
    真摯に菓子作りを学び取ろうとする姿は、
    応援したくなるものです。

    露寒軒が時々、なつめに悩みがあるときにふらりとやってきては解決の手助けをする。
    めっちゃいいおじさまやん〜。

    小店の照月堂に危機感を覚える大店の氷川屋(の主)が何を仕掛けてくるのか、
    緊張感を孕んで次巻へ、続きます。

  • 腕にいい店主がいる照月堂をどうにかしたいと企む大店氷川屋。
    そこの娘しのぶと主人公なつめは年の頃も一緒だし、とても気が合ってお互いを大事に思ってる。
    しのぶは父親が企み事をしている事に心を痛める。

    照月堂の子たい焼き、弟子が出した店辰巳屋の親たい焼き。
    これからも精進しようとする2つの店に氷川屋が迫ってくる・・・

    あ~早く続きが読みたい。

  • 職人として歩き始めたなつめに久兵衛がかける、進む道に石ころが一つも落ちてないなんてことはありえない、という言葉がいい。
    人生まさにその通りなのだろうな。

    おめでたい焼きが子たい焼きになって、次はどうなっていくのか。

  • 亀次郎ちゃんがなんかね

  • 食べ物の題名に惹かれる傾向があり、
    手に取りました。
    江戸時代の和菓子屋さん見習いの女の子が主人公の短編シリーズ第3巻です。
    第3巻から読み始めたのが良くないのですが、
    個人的に登場人物に個性が感じられず、 
    お話も単調であまり楽しめなかった。

  • シリーズ3作目。照月堂の職人見習いとして厨房に入ることを許されたなつめに、一人立ちしていく辰五郎。「親たい焼き」「子たい焼き」いいなあと思う。おいしそうだし。
    久兵衛の「一本の道を進んで行く時、その先に一つの石ころも落ちてねえなんてことはあり得ねえだろう」という気構えがいいと思った。しかし氷川屋は悪いことを考えてるなあ。なつめとしのぶには良い関係を築いていってほしいけど、障害もいろいろ多そうだ。

  • 久兵衛!頑固ものだと思ったら…!!
    大店の氷川屋…えー大店なのに?
    こんな卑怯なことするー?

  • ようやく厨房の中に入ることを許されたなつめ。店主の菓子作りを見ながら、自分でも出来るようになりたいと決心を新たに頑張る。また、ふとした事から店主の長子の郁太郎が今のお内儀さんの実子ではないと知る。
    そして、菓子比べをした氷川屋が、娘のしのぶを使って照月堂を探ろうとしている事を聞かされる。
    そんななか新しい菓子「たい焼き」を作ることになり、店主とともに作業に勤しむ。
    照月堂シリーズ。菓子職人として頑張るなつめの姿を描いている。続きが楽しみ。

  • 2020.09.21

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著者プロフィール

篠綾子/埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。主な著書に『白蓮の阿修羅』『青山に在り』『歴史をこじらせた女たち』ほか、成人後の賢子を書いた『あかね紫』がある。シリーズに「更紗屋おりん雛形帖」「江戸菓子舗照月堂」など。

「2023年 『紫式部の娘。 1 賢子がまいる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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