うちのカレー 食堂のおばちゃん(7) (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758443234

感想・レビュー・書評

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  • カレーが食べたくなった。
    ライスにうどんに乗っけないほうのドライカレー。言われてみれば、わたしもカレーチャーハンをドライカレーと認識してたなぁ。古い人だとわかってしまった…。

    メイちゃんとおじいちゃん、よかったね。
    万里くんも、おめでとう!

  • 今回も面白かった!!青木くんのくだりは泣いたわうっかり!そら泣くわ!著者の話はどのシリーズも年齢を重ねるのも悪くないなあって思わせてくれることが多いんやけど、今回の免許返納のくだりは、えっそういう結論?!とは、なった。

    ところでドライカレーはキーマ派でした。

    このシリーズも、婚活食堂も、よそで食べた料理がおいしいからうちでもやろう!ていうポリシーで飲食店をやらはるのにじつは衝撃を受けてる。そうか、料理には著作権がないのか…!

    料理のできないわたしとしては、こうして誰かが作ってくれて色んなところで美味しいものを提供してもらえるのはありがたい。

    あと、二次創作もそうかもな…て思った。必ずしも奇抜(?)なストーリーや設定でなくても、二番煎じでも王道でも、それを推しで生み出すことに意義があるのか…と(どうしてそういう結論になった)。

    しかも享受する身としては、王道こそ、かいてくれてありがとうそれがみたかった!やなあと

    わたしも2023年は、すでに誰かが書いてはろうとも、よりいっそう王道ネタを自信を持って書こうと思った
    (どうしてそういう結論になった)。

  • 食堂のおばちゃんの7作目です。平成から令和へと移りながらも「はじめ食堂」には常連さんの他に新たにお客様が増えています。物語りも飽きの来ないように展開しています。一子と二三の前で颯爽とした立ち振舞いをした女性が今後、何処かに出てくるのかな?と最後の短編を読んでいると期待してしまいます。

  • シリーズ第七弾。
    今回もまた美味しそうな料理の数々で、色んな種類のカレーを食べたくなった。
    調理師試験を受けた万里。
    みんなから応援してもらって、たくさんお守りもらって
    はじめ食堂に集まる人達に愛されてほんと幸せだなぁ。
    心温まるお話ばかりで次作も楽しみです。

  • 嫁姑と娘の友人万里の3人が東京の下町佃で営む常連客で賑わう食堂兼居酒屋の連作。
    本作はカレーが中心のエピソードを収録。
    本作でもお腹と心が幸せになるエピソードがたくさん詰まっていて楽しく読めました。

  • 自分も常連のひとりになったような気持ちで皆さんのことを一喜一憂していました。今回はずっと話題になっていた万里くんの調理師免許が取れたこと。おめでとうパチパチ!万里くんの電車での対応、良かったなあ。見習わないと。

  • いつもより話がバリエーションに富んでいました。「昭和はよかった」という人たちの前に、江戸時代や明治時代の人が出てきたら困るでしょ?と話す若者、万里君に笑ってしまいました。人はみんな自分がベースとして話すんですよね。

  • メイちゃん、良かったね。

    今回もほっこりさせていただきました。
    アスパラの目玉焼きのせ、美味しそう。作ってみようっと。

  • 毎読後お腹が空いて空いて困る。心温まり美味しいお話し。

  •  佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。シリーズ7作目も5話からなる。

          * * * * *

     表題作は第1話で、次々と斬新なメニューを考案してきた万里たちが、昔ながらの素朴な料理の大切さに気づいていく本巻のプロローグになっていました。

     本作の肝となる物語は2つありました。
     万里の調理師試験合格にまつわる話がひとつ目。そして、メイ(青木)と祖父(中条)との和解に至る話が2つ目。
     だから、そのどちらも盛り込んだ第4話が本作のクライマックスでした。実に微笑ましい展開で、ホロリとさせられました。

     ただ最終話の棒術使いの老女の登場はあまりに唐突すぎてシリーズにそぐわない気がしました。(今後、重要な役どころでストーリーに関わってくるのなら、納得はできるのですが。)

     まあ何にせよ、今回も安心して楽しめました。

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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