あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758444255

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  • 浴衣の大ヒット、
    梅松さんとお梅さんの結婚
    よかったよかった~と言ってたら…
    日本橋界隈の大火事
    いや~もうホントに結ってば…
    いい感じのワル役で…登場するたびにドキドキするわ~

    でもって、今回は…
    太物仲間と共に手掛けた大プロジェクト
    そしてさらに…
    新たな大きな新企画を手掛けることになった幸
    さてさて続きはどうなることか!?

    って、ふと気が付いたら…
    お家さんが亡くなって17年って…
    すごい長いこと幸の人生見せてもらってます…。

  • いつも問題が起きてどん底に落とされる。
    今巻もきっとそうだろうとハラハラザワザワしながら読んでいた。
    しかし、真面目に誠実に商いを続けた五鈴屋に太物仲間の懐の深い恩返しが待っていようとは!!!
    泣けました。
    誰に対してか分からないがお礼を言いたい気持ちです!

  • 間違いない一冊。
    これでもかと言う程辛い現実を突きつけられる度に一層絆を強める五鈴屋の面々。壁に当たる都度新たなアイデアを繰り出していく。ヒロイン幸の人間性の故か。私もまた頑張ろうと思わせてくれる。

  • あきない世傳の11巻目。相変わらず面白い。今回は風待ち篇ということで、内容は想像通り小振りの展開ではあるが、なかなか、いい形で陣容を整えている。11巻目ともなると過去にいろいろな伏線が張られているが、今回少し回収された感じ。読めば読むほど、ますます次が楽しみになるシリーズだ。

  • ひとまず結の反撃(?)は置いといて、幸を始め五十鈴屋の商いへの心持ちが周囲の人たちに年数をかけて伝わっていたのが実感できる巻で商人でもないのにいちいち泣けた。浅草太物仲間との繋がりが強固になり、元惣ぼんも影のサポートとして次巻に備えてる感があって、また読み終わったばかりなのに先が楽しみ!それにしても賢輔どんはもう三十路なんやねぇ(意味深)。

  • 力士の名前入りのゆかた。
    今で言う、野球やサッカーのユニですね。
    我が家は野球観戦大好きなので、
    好きな選手のユニ、買いたくなる気持ち、
    今も昔も変わらずですね。

    ずっと気になっていた、
    年に一度訪れるご夫婦が誰かと分かって
    すっきりしました。

  • 地道に実直に商いの精進を重ねていく姿が少しずつ幸せを引き寄せていく様に心があたたかくなった。特に浅草太物仲間の結束には胸が熱くなった。
    半年に一度、商いが厳しいといわれる2月と8月に刊行される本シリーズだが、これが出る度に自分の心持ちも改めさせてくれる。

  • こちらはコロナが収まりませんが、そちらも大火が続いたり、大変そうですね。
    と思わず幸さんにお便りしたくなります。
    相変わらず次々と艱難辛苦が降り注ぎ、
    「次はなに?」
    と身構えたくなるが、本篇の〆はさわやか。希望が見える。ホッとした。

    しかし、昔の相撲の様子が興味深かった。
    そんなにまで人々を熱狂させるのに、女は見られなかったのね。

    念願の嫁入りを果たしたお梅さんを始め、奉公人たちのキャラが相変わらずで微笑ましい。
    菊栄さんのカッコよさも際立つ。
    しかしやはり幸のすっとした佇まいや生き方には、大きなパワーがもらえる。

    来年の2月が待ち遠しい。

    オマケ

    読み終えた勢いで初めてファンレターを出したところ、お返事が届きました。ますます大好き、髙田郁さん。

  • 2月に8月に楽しみである高田郁さん。そうか結が裏切って家を出て5年の月日が流れたのか。何でだろう何故そこまでして姉に対抗するのかな、しないと自分が無くなるとか思い上がるのが甚だしいしかない。それであんな男と結婚して野望を手に入れるとか意味わからん、火事で心配して再会した一言が酷い。今後捨てられて路頭に迷う時に幸は助けるんだろうな〜何だかね。お梅どんの子供が出来た発言とかやっぱ面白い、江戸本店の重要な一員。師走の老夫婦がとうとう明るみになり相撲の話多いです。浅草呉服太物に次が楽しみですね

  • 浅草太物仲間による寄り合いのラストシーンに涙が止まりません。細い糸を束にして太くしなやかな仲間を作り、世のため人のためになろうとする幸の考えが成就する瞬間でした。高度な技術も奇抜なアイデアも惜しみなく伝えて、何故と疑問に思うところはあったが、ここに繋がってくるんだと感動しました。万里一空。まさに成せた想いです。相変わらず裏で汚いことを続けている音羽屋や結には相応の報いを受けて欲しい。終演に向かってます。大好き度❤️❤️❤️

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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