- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761259754
感想・レビュー・書評
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(S) ロジカルシンキングについて、結構なスピード感で説明している本。たぶん、丁寧に書かれた本で勉強した後じゃないとついていけなさそうなぐらいの飛ばし方。かといって過不足があるわけではなく、分量としては良い感じ。
筆者はグロービスビジネススクールで講師をしていることもあり、実習のための問題が多く載っているのが特徴。さらに良いことに、問題の回答例としてビジネススクールの受講者の回答が載っており、その回答の正否やその理由を丁寧に解説してくれる。
ロジカルシンキングみたいなものは、一度聞けば分かったつもりになるが、問題をやってみると実は解けないことが多い。自分は十分な練習を今までに課してきたので、この本の問題はすべて正解できたが、知ったかぶりの人は痛い目を見るはず。
少し頭が良くなってきた実感があって、ここらで初心を取り戻すためにガツンとやられたい人にお勧め。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帰納法や演繹法からMECEなど最近の思考法までの簡単な説明をしたうえで、具体的な課題に対するバーチャル受講生の回答に基づき、論理的思考とは何かを説く本。
具体的な課題とは、例えば夫婦別姓制導入に反対する論説文について、論者のもっとも伝えたいこと(メインメッセージ)は何か、それを支える論拠(キーラインメッセージ)は何かを問う。
この問いに対し、読者は自分なりの回答(文章)を書き、模範解答やバーチャル受講生の回答と比較しながら、どの点で自分の見解が間違っていたかを検証させる。
意外と楽しみがら取り組め、課題を通じてロジカルシンキングとはこういうことなのかという実体験もでき参考になった。 -
思考のピントを合わせる本です。
序盤は、帰納法・演繹法・MECE・ロジックツリー・ピラミッドストラクチャの取扱説明書。簡潔かつ注意点も指摘していて非常に分かり易いです。
2章以降はしっかりトレーニング。フォーカスすべきはどこか、論理的なつながりになっているか、もっと鮮明にできないか。自分の思考の癖、どこが甘く、どこで逸れているかが明確に見えてきます。
基本書なだけに、危機感を持って取組めました。 -
筆者はコピーライター出身で執筆当時はグロービスの講師。社会人相手の授業経験を積んでるだけあって、内容は実践的だ。
前半でMECE、ロジックツリー、ピラミッドツールと一通り説明し、後半ではイシューの抽出、あいまいさの検証、論理の構造化と反論といった演習に入る。ビジネスの現場では書き出す間もなく即座に判断を求められることが多いが、練習を積んでおくことは有効だと思う。添削と模範解答が若干恣意的なのは気になるが。
筆者の指摘する通り、「日本人は論理思考の練習が足りない」のは事実だと思う。演習の例題として新聞論説を採り上げ、ロジック検証と反証を試みているが、因果関係の検証不十分な言説がマスコミを通じ簡単に流布されてしまうのは、社会の弱点であり政治的な影響力も考えると怖い。 -
あ
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これから意識すること。
?考える習慣をつける
「おかしい」思ったらなんで?を問う。
「おもしろい」と思ったらなんで?を問う。
?説得されない・反論する
?具体的に考える
よくわからなかったら、
具体的な人を思い浮かべる。
日常の行動に置き換える。
数字を当てはめる。
?主張を否定し、人格を否定しない。 -
あとちょっとなのに挫折した!
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就活中に読んだ本。
思考方法を簡単に理解するのに役立ちました。 -
この本を読んでの感想は『言うは易し、行うは難し』という言葉に集約されていると思う。
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一般に知られる論理的思考の演習問題が収められている。ツールとして知っていても、うまく使う場がないという方にお勧め。
佐藤