- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761264437
感想・レビュー・書評
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物流のことがコンパクトにまとまっていましたが、ややノイズが多いかな・・・
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私が物流に関わったのは大学入学前のトラックの助手である。その後、社会人になり関わったのは生産管理システムから物流システムに製品倉庫への入庫データを連携するときに物流会社の担当者と関わるぐらいで自分にとって遠い存在だった。そんな私でも理解できるよう、現段階の物流業務が置かれている状況をわかりやすく説明してくれる本で、まさにタイトルどおりの一冊だった。一部、売上に関しては筆者の勘違いもあるようだが、それを差引いても物流というものがどういうもので、どうして行かなければならないかがよくわかった。
結局物流業務は、物流を専門としている会社以外は競争力となりえない。物流コストを下げることが物流管理の本質なのである。 -
新技術の導入により進化している物流の現状と将来的な物流の有るべき姿を説明した本。 文章と併記で図示してあり、読みやすく分かりやすい。
大量生産・大量消費の時代が終わって久しいが、効率生産、効率発送を担う重要な機関のひとつとして物流がある。
コスト低減化のため、物流効率向上、物流量の抑制、在庫の削減が目指すべきところ。 これが企業の費用削減、利益UPにつながるとしている。
近年SCMが脚光を浴び、在庫を持たず必要な文だけを必要なタイミングで納入という思想が一般的になった。 ただ、同時に物流サービスを拡充させた結果、顧客が在庫管理、需給管理をおろそかにするケースもあり、一概に物流サービスを上げる事がよいこととはしていない。 末端の需要までを生産者にオープンにし不要なものは作らないという体制が必要。
それに加えて今後はその方向を加速させると共に環境に対する配慮も必要になってくる模様。