機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 277
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275389

作品紹介・あらすじ

老いていく不安。コロナ禍の自粛生活。
この先、一体どうなっていくのか……。生きることにまつわる不安と苦痛、とらえどころのない、もやもやした感情にさいなまれて、誰もが不機嫌になりがちな日々。
著者は、50万人の悩みを聴いてきた89歳のシスター。こんなときだからこそ、「機嫌よく暮らそう」と説く。
もちろん不機嫌になってもいい。そのときは、素早くその感情に気づいて不機嫌の芽を摘む。
ヒントは、比べない、とらわれない、老いを恐れないこと。
本書には、今日から誰にでもできる、機嫌よく生きるための小さな習慣・ヒントが詰まっている。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが気になって図書館で借りたのですが、思いの外良かったです。
    これ、覚えとこうと思う所を教科書の様にノートをとりながら読んだのですが、写経ってこんな感じ?ってくらい良い事書いたし、今、テストしたら答えられそうです。
    時々、ノートを読み返して本当に自分のものにしたいです。
    今の私に丁度必要な薬みたいな本でした。出会えて良かった。

  • 周りにとらわれそうになる時ほど自分ファーストで。

    確かに、他者の心の内や発言の意図なんて察せないのだから。
    他者へどんな声がけが1番か、どんな言葉が欲しいんだろう、どうしたら楽しくあれるだろうと考えるならむしろ、

    自分がまず楽しく満たされて幸せであり、他者へ楽しく関わる形にありたい。

    それがその人とたまたま合わなかった、ならそれでもアリなんだ。合わせようとしなくても大丈夫

  • 水のように心に染み入る言葉の数々でした。
    一番印象的だったのは、死の瞬間は本人にはわからないもので恐れる必要はないという言葉でした。なんとなく、死はとても怖いものと幼い頃から思っていましたが、そんな根底を覆すような考え方で驚きました。
    自分の考え方や身だしなみ、機嫌の取り方で日々気持ちよく過ごせるなら、それに超したことはないなと思います。

  • 【選書No】141

  • ふわっと、心が軽くなる箇所もチラホラ。
    ゆるく読める1冊だと思います。

  • いま、この瞬間を大切に生きる、ということ。
    心掛けたいと思った。

  • 人生は60歳から、この折り返し地点からが醍醐味、それまでは、一生懸命がんばって、その経験が円熟してくるのが60代、体力は落ちてくるが、いろんな経験からくる知恵が熟してくる。周りの目を気にせず、好きな事だけやれる。人間の生きる醍醐味が始まる。
    好奇心とは気持ちを寄せること。気になったことを一歩踏み出してやってみる。すると、どんな小さな事でも、思わぬ発見があったり楽しみを与えてくれる。
    年代に合わせてさまざまな事を知り、経験して、心の成長は命が尽きるまで続く。生きるとは成長すること。昨日と今日は同じではない。今日もまた小さな事でも何かを身につけ、知らず知らずのうちに成長している。
    「とらわれているな」「嫌なことに心が奪われているな」と感じたら、
    ①気づく
    ②深呼吸
    ③別のことに集中する(体を動かす)
    私たちの脳は、自身が発する言葉を正確に読み取るので、否定的な言葉ばかり口にすると、その通りの人生になって行く。逆にいつも肯定的な言葉を使い、前向きな考えをしていれば、そのような方向へと人生は動いていく。
    反省では無く感謝。「すみません」より「ありがとう」と覚えておく
    死期の近い病人は死の直前、もしくは①週間ほど前に突然、回復したかのように元気を見せる瞬間がある。これを、心のなかのわだかまりを解消する時間で、仲良し時間と呼んでいる。
    供養というのは、亡くなった方から教わったことや支えて貰ったことを糧にして、いまを一生懸命生きる事。
    失敗というのは辛さという代償を払うことなので、月謝を払った分、何かを見つけなければもったい無い。失敗から学ぶ
    死は誰にでも訪れる。死の瞬間は本人には分からない、誰もが死の際は意識がなくなり、静かに眠るように息を引き取る。
    死は日常の続きに起こることであって、いろいろな形で訪れるけど、死自体は怖い物では無い。一度きりの試験に馬鹿力が出るように、終わりがあると思うと一生懸命になれる。人というのは危機が迫らないとつい怠けがち、いつまでも時間がゆとりあって、やろうと思えばしたいことが出来ると考えるが、人生は短い。
    人生は一瞬一瞬の積み重ね、人間の細胞も一瞬一瞬で代わっていく、今の状態は次の瞬間にはもう移り変わっている。大事にすべきは、いまこのとき、この一瞬に何をして、自分がどう思うかで、捉える人生の価値が変わってくる。自分はいまのこの瞬間に生きている事を忘れないで、一瞬一瞬で自分自身に満足することが、心安らかに最期につながる。

  • 【本の感想】
    人生の大先輩(89歳シスター)が書かれた本であり、読むだけで心が軽くなりました。書くことで自分自身と向き合う時間や自分を労ってリラックスする時間を大切にしたいと思いました。

    【おすすめポイント】
    人間関係でモヤモヤしてしまった時、一生懸命になり過ぎて日常に疲れてしまった時に読むと心が軽くなります。

    紹介者:すもも
    発行日:2022/7/25
    企画名:図書新聞夏号

  • こういった内容の本は少なくないが、実際にそうして生きてきた著者だからこその説得力があった。人生の先輩に見習いたいと感じた。

    追記)
    間違えて借りてまた読んだ。(途中で気づいた…)
    前のときと私の状況が変わったので、より心に響いた。自分を抑えつけず、毎日を楽しく感謝して生きたい。

    「悪い出来事も自分を清めるため、心を高めるために起きている。感謝して受け入れることで新しい道がひらかれていく。」

    今の試練が私をもっと高めてくれるのかもしれない。振り返って良かったと思えるのかもしれない。

  • 長岡三重子さん。106歳まで現役スイマー。泳ぎ始めたのは80歳のとき。
    食事の前、夕方、など足踏み器で運動する。
    茄子と鯖缶の煮物
    一冊の本を読んだら、マインドマップでまとめる。
    生きるとは成長すること
    傾聴=相手に寄り添い、聴く。文句、アドバイスは言わない。ただ寄り添って聴く。自分のことは話さない。

    しゃべりたいときに黙る、失望しそうなときに希望する、従順で平静。これが年を取った時の道しるべ。

    朝目覚めたときに、「今日一日幸せでした。ありがとうございます。明日も一日幸せです」と先に感謝する。

    今必要なことは、一日上機嫌で生きること。

    マスクをしないリスクは本人の課題。文句を言う前に離れればいい。

    家族の写真を見れば怒りから気をそらせられる。

    怒り、憤り、嫌なこと、に対処する方法=気づく、深呼吸、別のことに集中(=体を動かす)

    「人を見て笑ったり、悪口を言ったりするのは、『傍観者の利己主義』である」

    病人は、死が近づくと直観的に感じ取り、和解しようとする。死ぬ瞬間は、本人にはわからない。恐れる必要はない。
    死を考えると終わりがあるから頑張れる、と思えるようになる。
    死んだら終わり=死ぬまでは頑張ろう。
    トレッドミル、レースと同じ。

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著者プロフィール

聖心会シスター・文学博士
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランスとイタリアに留学。
米国スタンフォード大学客員教授、聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心会会員。
修道院で8 年間にわたる沈黙の行を経験し、長年、日々の瞑想を実践。
教育活動のほか、ゲシュタルト・セラピーに従事、文学療法を開発する。
日本に初めてエニアグラムを紹介し、以後、日本におけるエニアグラムの第一人者として高い評価を得ている。
著書に、『死にゆく者からの言葉』(文春文庫)『愛と癒しのコミュニオン』『心の対話者』(文春新書)『9 つの性格』(PHP 文庫)『人はいつか死ぬのだから』(PHP)など多数。

「2023年 『悲しまないで、そして生きて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木秀子の作品

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