- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763010094
作品紹介・あらすじ
自然の命を描き続ける日本画家・堀文子。自由であるために、真剣に孤独と向き合う姿、凛々しくも洒脱味溢れる言葉が、私たちの心の奥に眠っている勇気の種に火をつける。
感想・レビュー・書評
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反省なんかしないで、自分のことを「バカ!」って叱るのがいちばん。バカでいたくなければ、自分で何とかするでしょう
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友人推奨の本。
凛とした潔い生き方が素敵♡
『自由は命懸け』
なるほど、その通りかも。
私はこれほどの覚悟を持って生きていけるだろうか。 -
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2014/04/02
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2014/04/05
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自由は、命懸けのこと。
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堀文子の100歳作品展にてブルーポピー、トスカーナ風景画、インカ文化絵と共に、彼女の生き様を綴った文に触れ、それぞれに感動を覚えたことを改めて思い出した。ひとりで自由に生きることには彼女の定義があり、絵を描くことと重なる生き方の哲学があり、残り少ない命を前にしてのこの作品の言葉は読む者に感動と生きる指針を与えてくれる。
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どうしてそんなにひとりでいる事にこだわるのかと思った。茨城アヤコ同様、10、20代の若い時代を戦中で過ごした人達の自由や青春への思いは強い。
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心に響く言葉がたくさんあった。
読んでよかった。 -
いまの心情にピッタリくる。
しかし、作者と違って私のなんて世間知らずで甘ったれなことかと思う。
人生は波乱万丈かと思ったが、案外たいしたことないのかもなあとも思う。 -
ときにユーモアを含んだことばたちは、じんわりと、ずっしりと心に響く。
また是非読み返したい。
枯れたひまわりにみた、死とは解脱、新たな生命の誕生。これが私は印象的だった。 -
「みんなひとりが寂しいといいますが、人といれば本当に寂しくないのかしら?」
…いいえ、寂しいです。
「自由は、命懸けのこと。」
「息の絶えるまで感動していたい。」
…堀さんのように、自分の感受性を心から信じて、生きてみたい。 -
堀文子は、『ホルトの木の下で』がよかったなーという印象がのこっていて、久しぶりに書架で名前が目について借りてみる。これは、これまでに出た堀の本や、新聞、雑誌のインタビュー記事などから採録された「言葉」集だった。
長いもの、短いもの、いろいろ採られているなかで、私のこころにのこった一文。
▼身体が衰えてきますと、誰でもが何もできない諦めの老人と思うでしょう。けれども、私は知らなかったことが日に日に増えてきます。いままで「知っている」と思っていたことが、本当は「知らなかった」と。それが、だんだんわかってくるのです。(p.25)
巻末には、土門拳が、31歳の堀文子を撮った写真が載っている。「土門拳さんは、私の一生のあいだに強烈な印象を残した方の筆頭です。」(p.58)に始まる一文も、収録されている。
(1/24了) -
すっくと立っている大先輩の言葉は、欠片すらもぴかっと光って、くっきりしている。こんな輝きを得るために、どんな道を歩んできたのか。私はどんな道を歩めば、こんな輝きを得られるのか。
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人生の先輩。何かを達観しているような方の言葉は、重みがあるのにさらりとしている。
自由とは命懸け
それだけ、その自由を得ることに夢中になり真剣に向きあわなければいけないのかもしれない。
私が凄いと思った言葉が、阿部なを先生の「死ぬまでに体の悪い所はなおしておかないと」だ。
その潔さ、生に対する原動力、目的、時間配分。
無駄な、ぼんやりしている時間なんて無さそうだ。
いやいや、凄い方達がいるものだ。 -
堀さんの凛とした生き方が眩しい。女性として、人としても、とても輝いて見える。
90歳を過ぎてもなお、人として1ミリでも上昇したいだなんて、恐れ入る。堀さんからすればまだまだ小娘の私は、現状に甘えず、もっともっと上昇しないと。いえ、私自身ももっと上昇したいと思うのです。 -
たまたま喫茶店で読んだ
自然に対する感性とか、俗世にまみえない生き方とかがすごい
歳取ってもこういう凛とした女性でありたいと思うなー