- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763131720
作品紹介・あらすじ
なぜ、サムスンの社員はズバ抜けて仕事ができるのか?サムスンの元スーパー管理職が明かす、「結果を出す社員」を育てる驚天動地のプログラム。
感想・レビュー・書評
-
サムスンの人事を見ていると日本国内の電機産業が負けているのも頷けます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サムスンの元課長が語るビジネスマンのあるべき姿
韓国のビジネスマン向けに書かれているのに、
日本の礼儀などは、非常に近いものがあるのだと驚いた。
相手の事をおもいやり、礼節を重んじる。
○自分の考えることなど、たかがしれている。
上司の視点に立って行動してみる。
○交渉で大事なのは、「プライド」ではなく
「結果としての具体的な利益」
○ビジネスパーソンにとって、担当する分野での最大限の
情報収集、分析、未来を読む「トレンド分析」は必要不可欠
○自分が言われて気分がよくない言葉を、気分を損ねることなく
伝えるのが、”真のプロ”
○今の自分が何に価値を置いているのか
それが、行動をコントロールする重要な要素
○自分がかなえようとしている夢を考えてみて
その夢をかなえるためにすべきことを
一つひとつ書き出していくことは、役に立つ
○幹部にとって一つ必須の能力が、「先に模範を示す能力」だ
○乗り越えられないような高い壁にあっても、どんなときでも
最善を尽くすのが、社長の働き方
○自分に与えられた業務を前向きに、どんな仕事でも、お客さま
へのリターンを考えよ
○夢をかなえるために、小さなことでも努力している
新聞、雑誌を2誌以上講読している
○忠誠とは、自分のやり方を捨てて、上司のやり方、
上司が求めるレベルにまで質をあげること。上司の視点・立場になること -
5年で一流社員になって、それからどうするの?
そもそも、5年で一流になるなんて、その人の勘違いじゃないか?
なんて、あまのじゃくなことを言うのは、5年で一流になれなかった人間の負け犬の遠吠えかしら。
もともとビジネスノウハウ本を読むときは、良いとこ取りで読んで、あまり深入りしないようにしている。この本ももちろん良いところはあるけれど、猛烈に働くことを是としている点が私には共感できない。Samsungから見習うところは、そこではないような気がする。まるで高度成長期の日本のよう。猛烈に働いた結果、家庭が歪み、社会が歪む。仕事をする以上、一時的に猛烈に働かざるを得ないときがあるとは思うが、ずっとそんな働き方では続かないと思う。これから少子高齢化により労働人口が減るなか、仕事で成果を出しつつ、育児や介護も行うためには、もっと別の次元の働き方の指南書が必要になるのではないかな。
私が入社して5年後といえば、一流どころか、仕事について悩みだした時期。技術も身についていないし、後輩のほうが優秀だし、そもそも技術職向いてないのでは?これから先、どうやって働こうかとプチ鬱状態。やがてくる三十路にも怯え始めた。当時も会社は大赤字。赤字を出しても会社は潰れないんだ、と知る。あの頃の私は、本当に自分のことばかり考えて、技術や会社の将来など、これっぽっちも考えていなかったなぁ。なんて能天気な社員。それを思うと、最近の若手社員はみんな優秀だ。 -
<読書動機>
・社会人4年目が始まり、先輩方がどんどんいなくなり、後輩さんがどんどん入ってきて、仕事がばんばん増えて、ななななぬーん と思っていたときに、本屋を歩いていたら大々的に置かれていたので買ってみました。
・大前研一さんが「日本人はアジアから学ばない」というようなことをなにかの本で書いていたので、「そんなことないやろ〜」という気持ちで買ってみました。
実際、訳本発売2ヶ月で14刷です。
ちなみに、訳者の方は 翻訳家を目指している友人によると、新進気鋭の方だそうです。
内容は、
☆サムソンならでは(?)の行きすぎな点も感じられましたが、「フツーのことを徹底的に徹底することを、社員の多くが徹底している」点に好感が持てました。
☆入社前から5年目まで、「年目ごとに得ておきたいチカラ」で構成されており、参照しやすいです。
☆サムソンで結果を出した方、残さなかった方それぞれの(ある程度)具体的なエピソードに焦点を当てていて、イメージが湧きやすいです。
うちの会社はサムソンほど徹底的ではないように思われるのであまり焦らずに、しかし周囲のみなさんにすこしでも役立つなにかを遺せるように、座右に置いていつも参照したい本です。 -
5年で一流の社員になる。スタートからの5年間、がむしゃらに仕事をする時期のサムスン流について書かれた本。それぞれの年でどの程度、という目安が書かれているのと、「サムスン」という企業ではこんな社員がいるのかという、働き方の参考になる。
見習うもの(人/環境)が身近にないとき、または過酷な職場で働いているとき・・・耐えてでも次の自分=プロフェッショナルな自分になりたいとき、この本は役に立つと思う。 -
ノートに記録済み
-
仕事の結果を変えるには、そのプロセスを変えること。
社内の人脈作り。つまり幅広いネットワークを作ること。これはサムソンが大きな会社であるからだと思う。
時間をきちんと守る。最高の成果は時間から始まる。報告書は自分の顔であり人格である。
解決策のない報告してはいけない。
会議は仕事の設計図である。議事録には目標、担当者、期日が書かれるべきである。
口頭だけでなく、メールの報告も必要。メールがエビデンスになることがある。
デスクの整理は頭の整理と同じである。
社長の気持ちになって仕事をする。
交渉では相手の利益を考えることも時には重要である。
先回りして動くことの大切さ。
部下には未来のビジョンを見せる。
幹部になるには自分の業務領域はもちろん、会社全体の観点で自分を見つめる。そして、他チームとの業務調整力。先に模範を示す。つまり、率先垂範。
サムソンの仕事の流儀の一端が垣間見えた。猛烈な働きぶりを知れた。