スティーブ・ジョブズ神の交渉術: 独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか
- 経済界 (2007年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766783896
感想・レビュー・書評
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いくら能力が高くても、こんなヤツとは仕事はしたくないな
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ネットなどでウワサを聞くにつけ、スティーブ・ジョブズは相当に「イヤなヤツ」らしい。この本、その「イヤなヤツ」っぷりを余すところなく?書き出したものなのである。
無情である。ジコチューである。傲慢である。他人の手柄を横取りする。約束を守らない。幼児的に激する。言い出したら聞かない。
部分的にそんなヤツなら何人か見たことがあるが、どうも、かれらを全部足した(頭数で割らない)よりなおイヤなヤツっぽい。
凄いヤツだ。
世の中で大成するのは、なにしろ「強い欲求」を持った人間だ。逆境にあっても決して日和らず、たとえ飢え死にしようがガンとして節を曲げないヤツが“勝つ”(必ず勝てるわけではないが)。
この本、そんなヤツからビジネス(成功)のヒントを読み取ろうというものなのである。
早さ。強腕さ。厚かましさ。冷徹さ。情熱(と説得力)。諦めない。「できない」と言わせない。自分では手を下さない。
だが、そんな希代の“天才”から学べるものではない。学んだってうまくいくハズがない。そんなヤツにもし出くわしたら、「すいません、負けました」と言ってすごすごと立ち去るしかない。イヤですよ、オレは。 -
スティーブ・ジョブズの仕事に対しての「貪欲さ」・「執念」を感じた!!
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カリスマ、リーダーというイメージしかなかったので、ここまで独裁的な姿が赤裸々に語られているのは衝撃だった。それでも人を魅了する凄さ。プレゼンの本も読みたくなった。
そして、絶対的な信念の強さ。 -
appleの創業者である、ジョブズ氏については知識が全く無く、この本で勉強することが出来ました。
題名にもある、神の交渉術ですが、たしかに神の交渉術ですね。
どれだけ、世界に彼の様な行動が出来るか疑問です。
文中にもありましたが、人類の敵と言うのが妥当かもしれません。
ピクサー社やトイストーリーが彼の会社なんて全く知りませんでした。
彼の成功した現在があるのは、本当に奇跡だと思います。
凡人はもちろんですが、非凡な人でも彼から学べるのでしょうか?
appleは個人的は好意を抱いてましたが、正直彼のひとなりを垣間見るとそれも無くなりました。
ある意味、悪魔の交渉術と感じるぐらい恐ろしい手腕です。
人も物も彼に取っては全てが道具なのでしょうか?
どれだけこの著者が正確に事実を伝えているかにもよるでしょうが、この本を読んで本当にビジネスの世界が恐ろしく感じ、また自分がコミュニケーションを大事に仕事を行ってきたことが全否定です。
見習うべき事も多々あるのは事実でしょうが、感情的にジョブズ氏からは何も学びたくはありません。
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ビジネス指南書なのか、スティーブ・ジョブズ列伝なのかはっきりしない。
ジョブズの破天荒振りを知ることはできるが、そこだけにスポットが行き過ぎてしまい、どうも内容に厚みがない。
タイトルにある"交渉術"についての結論も「一般人には真似できない」と結ばれる。
全体の構成も同じネタの繰り返しが多く、もう一捻り必要。
つまらなくはないが、ジョブズを知るにはもっと良い本があり、ビジネス指南書でも、もっと良い本があるでしょう。 -
普通のジョブズ本
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今までのトップに対する概念が覆されました。
「社員の手柄は自分の手柄」
「記者との約束を破る」
「守るより変える。変えるより破る」
「交渉は相手が自分に合わせる」
「部下に無理な要求をすることで部下の能力を引き出す」
社員と向き合うのではなく、自己中心・破天荒なやり方で成功を手中に収めていく。
日本にはいないと思われるようなカリスマ的なリーダー像を学ぶことができ、
勉強になりました。