言うことと、なにも言わないこと: 非論理性・不可能性・ナンセンス

  • 国文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772004664

作品紹介・あらすじ

本書の主題は、ナンセンスの可能性の条件、すなわちナンセンスがなんでありうるかについて考察することにある。論理学および数学の哲学の技術的な部分、数学的実在論の問題や、この問題に対しカントやフレーゲやゲーデルがそれぞれいかなる立場をとったかも重視した。ナンセンスを排除するための手段、哲学からナンセンスを排除するための手段を見いだすことに最大の関心を払う論理学者や哲学者の観点とは異なる、より「文学的」でより肯定的な観点からもナンセンスを考察している。

著者プロフィール

(Jacques Bouveresse)
1940年生まれ。エコール・ノルマル・シュペリユール卒。パリ第Ⅰ大学教授などを経て、1995年にコレージュ・ド・フランス教授に就任。2010年に退官し、現在は同名誉教授。ウィトゲンシュタインや、ムージルやクラウスなどの研究で知られると同時に、フランス現代思想に対する厳しい批判でも知られる。邦訳された著書に、『哲学の自食症候群』、『合理性とシニシズム──現代理性批判の迷宮』(以上、法政大学出版局)、『アナロジーの罠──フランス現代思想批判』(新書館)、『ウィトゲンシュタインからフロイトへ──哲学・神話・疑似科学』、『言うことと、なにも言わないこと──非論理性・不可能性・ナンセンス』(以上、国文社)がある。

「2014年 『規則の力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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