イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772602808

作品紹介・あらすじ

本書では、親と子のための"言葉のトレーニングの方法"をイラストでたっぷり紹介しました。論理的で知的な話し方のコツを学んでください。

感想・レビュー・書評

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  • (2019年2月)
    図書館で借り。

    ・人の顔を見て話聞きなさいよ
    ・それはいつ?だれが?もうちょっと詳しく教えて
    ・いま急に話変わったけど、まだ前の話終わってないよ
    ・話の入り口まで戻って。何の話?

    などと8歳児Fにくどくど言うことが多い私。
    本人の特性もあるんだろうけど、なんかいい方法はないかなーと思って借りた。
    目新しいところはなかったけど、角の立たない言い方が学べたかな。年齢が上がって高学年くらいになったら「応用編」のような内容にチャレンジしてもよいかもしれない。

    (2021年7月)
    ふと思い立って図書館で予約して借り。
    10歳児F相変わらずスムーズなコミュニケーションがなかなか。
    ・大きいところから話して
    ・忙しそうな人に話しかけるときには「ちょっといいですか」からよ
    ・相手が話を聞いてくれたら、こちらも相手の話を聞こうね。自分ばっかり離さないようにね
    などと話すことが多い。
    なんとも煮詰まってきて借り。

    この絵、この内容、なんか既視感があるなあ…。
    と思ったら、「子どものための論理トレーニング・プリント」(2005)の内容と似てるんだった。
    両書とも三森ゆりかの本。
    「論理トレーニング・プリント」の方が実践的ではあるかな。
    でも大人側(親側)の取り組み例がこの本には書かれているので、参考になるかな。


    ・さっしの悪い親子になりましょう(p23)
    ・「好き」というのは感情的な理由。選ぶというのは論理的な行為。「どちらを選ぶ?」と聞かれた場合には、理由もより説得力のあるものでなければならなくなる。(p50)
    ・理由を聞かれているのに「おもしろい」「つまらない」では、あなたの感想や印象を述べているに過ぎない(p58)

  • 4-7726-0280-1 c2077¥1600E

    イラスト版 ロジカル・コミュニケーション 
    子どもとマスターする50の考える技術・話す技術

    監修:三森ゆりか(さんもり ゆりか)

    発行所:合同出版株式会社

    2002年3月12日 初版

  • 反対のことも考える
    アイスクリームは好きですか?嫌いです、と答えて考える。

    子供に読んでもらって、自然と身につくわきゃないな。
    親が読んで、子供にいかに働きかけるか。そりゃそうですが、めんどうくさいぞ。

  • 250

  • 子供の論理的なコミュニケーションを身につけさせるための実践法。
    特に子供が国際社会に通用するように、ということが繰り返し語られるが、中学になって英語を学ぶようになれば、自然と主語に拘ったりするようになるのではないか。
    ある程度は大人になるまでに自然と身につくもののような気がした。
    時間があればいくつかは実践してもいいと思う。

  • 相手に分かりやすく自分の意図を伝えるのは難しい。大人でも役に立つ本。

  • どのようにこどもの説明する能力を育てるか。50の具体的方法を列挙。今の大人にも十分使えると感じる。なにせ、私が子供だった20世紀の日本の学校では、このようなコミュニケーション技術、言語技術は教えられなかったのだから。

  • 日本人は、曖昧文化の人種です。
    なんとなく、人の気持ちを汲み取り、自分の気持ちはあまり出さない。
    伝える場合は、それとなく、それこそ波風立てぬよう伝える。
    そういうことが、美徳とされてきました。
    自己主張する人間は、みっともないとさえ言われていましたね。
    しかし、昨今では、その自己主張ができないことが欠点とされ、国際社会で「通用しない」とさえ言われています。

    私は個人的には「なんとなく」「曖昧」な世界が好きです。
    しかし、これからの世の中を渡って行く子どもたちには、「なんとなく伝える力」「しっかりと伝える力」その両方を兼ね備えた人になってほしいと思っています。

    つまり、それは、必要なときに必要なことをきちんと伝えられる力だと、私は考えます。

    欧米では、ロジカル・コミュニケーションの技術を、家庭や学校の中で身につけさせ、将来的に、論理的思考力、分析力、解釈力、批判的思考などが
    できるように教育をほどこしています。
    人にわかりやすく話す、自分の考えをきちんと伝える、意見を整理して表現する、そんな能力を小さい頃から身につけられたら、どんなにかいいでしょう。

    家庭でこそ、このトレーニング方法で、何かできないものでしょうか。
    そんな方にオススメ。

    この教材は、教師向け書物の棚にありました。
    最近では、学校でもロジカル・コミュニケーションの教育に取り組んでいるのでしょうか。

    町の中で人ごみを通り抜けたい時に、どのように声をかけるかなどの、あいさつの仕方から、事実と意見を分けて伝える方法、伝言の受け方や伝言の方法、道順を説明する方法、事故の報告まで、いろいろなシーンでの自分の意見や考えを伝える方法がわかりやすく載っています。
    こんなこと、あたりまえでは? と思えるような事柄もありますが、この本を読んで、コミュニケーションの技術について、親子で、あらためて、見なおしてみるのも良いかと思います。

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著者プロフィール

つくば言語技術教育研究所所長。日本読書へのアニマシオン協会副会長。財団法人ソニー教育財団評議委員。平成18年度文部科学省言語力育成協力者会議委員。
日本サッカー協会コミュニケーションスキル専任講師、麗澤中学・高校非常勤講師、茨城県立中央看護専門学校非常勤講師、朝日カルチャースクール講師、
東京生まれ、中高4年間をドイツで過ごし、ドイツ式論理トレーニングを学ぶ。上智大学ドイツ語学科卒。丸紅勤務後、1984年にドイツ式作文教室を主宰、1990年言語技術教室開設(現つくば言語技術教育研究所)。
主な著書=『外国語を身につけるための日本語レッスン』『子どものための論理トレーニングプリント』

「2002年 『手のなかのすずめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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