天才は10歳までにつくられる-読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
- ゴルフダイジェスト社 (2007年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772840774
感想・レビュー・書評
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ヨコミネ式保育園に通う子が縄跳び1000回跳んでたり、絵本自力読み1000冊読んでたり、逆立ち歩きしてたり…でその実績を見て、近くにそういう保育園があれば入れるのになあと思って図書館から借りた本。
基本的な考え方は、自学自習を身につけさせる。
そのためには、読み書き計算、身体作りを幼児期のうちに習慣づける。
ポイントは競争させる、ちゃんと叱る、強制しない。
概ねの考え方は納得。友達を呼んでの誕生日会とか、私の親は反対派で小さい頃は不満だったけど、今ならとてもよくわかる。ヨコミネ式もそれを指摘していて嬉しい。
男の子は3歳になったら抱きしめてはいけない、というのはどうなのかな…確かに、この本とは別の本で母親の甘やかしが非行に走らせると。犯罪者の多くは母親から溺愛されてきた、という説も読んだことがあり、過度な甘やかしは自立を阻み、引きこもりや犯罪に繋がるというのはわからないでもない。
でも、甘やかしの基準がちと厳しすぎるような。
求められる間はしっかり抱きしめて甘えさせてあげたい。先回りしてやってあげる、言いなりになるのは甘やかしかなあと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
0〜2歳までは耳が伸びる時期。英語と音楽、絵本の読み聞かせ中心。
3歳以降は読み書き、体操。
ずっと幼児教育に従事されていた方の本のため、経験からくる説得力はあるものの、内容は賛同できないものも多々ある。(特に甘やかさないの部分。第二子ができたら3歳以降は抱きしめない、誕生日会は家族だけでやるなど)考え方は人によると思います。
「生きる力」「自学自習」を身につけさせるという大原則はとても賛同しますが、もろもろの手法論は本人の経験則、悪く言うと学術的な数字的根拠はあまりない、ので納得する部分だけ取り入れるのが良さそう。
うちではカリキュラム自体は賛同なのでそこは取り入れようと思います。
考え方は一読の価値あると思います。 -
ヨコミネ式教育が手っ取り早くわかった。文字と20分学習は参考にしたい。
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この本は、テレビ番組「エチカの鏡」で話題になったヨコミネ式を紹介した本。
妻が興味を示して読んでいた本で、最近、子育ての本を読んでみて、比較するために読んでみた。
今まで読んだ本と異なる点は、「褒めるな」ということでしょう。
たいていの子育て本は、できたら褒めるが基本であるが、この本ではむやみに褒めない、抱きしめないとなっている。
当然裏付けがあり、著者の保育園ではそのやりかたでも子供達はしっかり、というより通常の子供達以上の成長を見せている。
小学校入学前に読書1,500冊、逆立ち歩きなど驚くべき成長を見せている。
注目すべきは、詰め込みではないところ。
子供達のやる気を促し、一日20分ずつの「読み・書き・計算」。
これを続けることで、子供達の持っているすばらしい能力を伸ばしてあげることができるという。
「継続は力なり」とはまさにこのこと。
子供達の集中力を考えた結果20分を制限とし、毎日続けること。
そして知力だけでなく体力も必須としていること。
ヨコミネ式の魅力であろう。
妻も実践は試みたようであるが、すべてを家庭内で行うのは難しかった模様。
私もさっそく出来る範囲でやっていたいと思う。
絵本を読むこと、毎日の計算を日課としてみる。
まだこれからであるが、始めてみると子供も楽しくやっているので親がめんどうくさがらずに続けて見よう! -
玉石混交
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子どもが3歳になる前に知ることが出来たのは良かった。
カリキュラム自体はかなり有用そうなものが多く、また具体的だったのは勉強になった。
子どもとの向き合い方については、若干極端すぎるような気もした。
科学的に裏付けされている教育法ではなさそうなので、ここは他の教育法も学びながら慎重にどうするか決めていきたい。 -
子どもの能力を伸ばすために大人がしてあげられる事。
年齢別にまとめられていて分かりやすかった。
子どもを叱らなかったけど、叱ることの必要性が理解でき、以前よりも叱れるようになった。 -
子どもの自ら学ぶ力を引き出すことに焦点を置いている。
少々スパルタとも見える部分もあるが成功している方法とのこと。
子どもを甘やかさず育てる。
子どもは好奇心の塊であるので、その好奇心の邪魔をしない。
そして出来たら褒め、出来なかったら叱る。
読み書き計算、体操がヨコミネ式学習法。 -
プロゴルファー横峰さくらの叔父横峰吉文氏の本。http://mediamarker.net/u/ichiro/?asin=477284077X
ichiroさんの本棚で見つけた。
著者は鹿児島県で3つの幼稚園を経営している。複数の著書を出しているようだが、2007年出版の本書が最初の著書のようである。本書は著者の名前を取った「ヨコミネ式」という幼児教育の解説書である。
簡単に言えば、読み、書き、計算、体育、音楽の基礎を幼児のうちから行うというもの。読み、書き、計算は、年少からそれぞれ20分づつ。概要は以下の通り。
読みー10歳までに3000冊読む。
書きーヨコミネ式95音
計算ー百ます計算を卒園まで500枚
体育ー年少:走る、年中から逆立ち、ブリッジ、レスリング、年長から跳び箱、水泳。
音楽ーピアニカで卒園まで20曲。絶対音感が身につく。
子供はヤレと言われればやらないし、ヤルなと言われれば、やりたくなるもの。本書は「自学自習」「毎日反復」を基本としている。
「書き」の部分は疑問だが、「読み」、「計算」、「音楽」は納得がいく。10歳までに3000冊というのは、毎日1冊づつ読めば到達できる。うちの子供も夏休みの40日間の間に100冊以上読んでいたことがあり、不可能な数字ではない。
Amazonのレビューを見て、賛否両論に分かれているのでびっくりした。本書は著者の25年以上における幼稚園教育の経験に基づいて書かれており、決して科学的に立証されたものではない。また、本書は、心の部分については、あまり触れていない。レビューのマイナス評価も一通り目を通したが、枝葉末節を捉えたものが多いように感じる。親もまたいろんな本から学び、取捨選択をすればよいのであって、本書の全てを受け入れる必要はない。
本書の大筋は、「自学自習」「毎日反復」、読み、書き、計算の基礎+体育と音楽の教育という、しごく全うなことであり、参考になる部分が多い。
ただし、営業本であるのは事実なので、本書に傾倒しすぎるのは禁物である。 -
著者は、あの横峰さくらのおじさん。この人、自分の経営している保育園で、自分独自の教育を実践しているらしい。この独自の教育方法の結果がすごい。この園の子供たちは、ほとんど全員が逆立ちできるし、8段ぐらいの跳び箱も飛べる。運動だけではなく、四則演算も、読み書きも小学校2年生程度のレベルである。 ネットでこの園の評判を調べると、賛否両論なので書かれている内容を全面的に信じるわけにはいかないが、「子供に阿る」ような現在の教育論に一石を投じるプラクティスであることは明らかで、7歳児の親としては大変参考になる内容だった。