コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
- 技術評論社 (2013年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774156545
感想・レビュー・書評
-
ある程度、プログラミングに慣れてきたプログラマ向けの本。
プログラミング言語が持つ各種の概念が「なぜ」存在する必要があったのかを解説している書籍。
普段、何気なく使っている各種の概念が何故、必要だったのかを再確認させてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとプログラミングに慣れてきたら、こういう本を読むことで楽しみが増えると思います。なんでforとwhileがあるのか、なんで例外処理があるのか、クラスってなに?オブジェクト思考ってなに?
プログラミングを学ぶとき、だいたいの人があらかじめ決められたルールとして認識すると思います。私自身、
static void main()のstatic voidを、魔法のおまじないと教えられました。
でもそれらには必ず言語設計者の意図と思想、哲学があります。
例えば、javascriptにはクラスが存在しません。じゃあオブジェクト思考型ではないのか?そんなことはありません。
C++の進化と設計のように分厚い読み物ではありませんので構える必要はありません。
ちょっと息抜きによんでみてはいかがでしょうか。 -
正直いまいち。どういう層をターゲットとしているのかよくわからなかった。
-
この本の目的は、プログラミング上の基礎となる概念を、どうしてそういうものが生まれたのか(歴史から学ぶ)、また種々のプログラミング言語がどのような解決策を採用したのか(比較によって学ぶ)、という視点から理解すること。その背景として、決め事は言語によって異なる、一つの問題について複数の解決方法がある、ということを常に意識している。高踏的に「こういうもの」として説明していないところがわかりやすい。曖昧なまま慣れてしまっている概念を、平易な言葉できちんと理解直すのに良い本。
章立ては、言語を深く効率的に学ぶには/プログラミング言語を俯瞰する/文法の誕生/処理の流れのコントロール/関数/エラー処理/名前とスコープ/型/コンテナと文字列/並行処理/オブジェクトとクラス/継承によるコードの再利用。 -
ある程度プログラムに造詣がある人向けの本。プログラミングの歴史と言語毎の比較を通じて、説明されていく。プログラマではないため多少理解しづらい箇所もあったが、全体的にわかりやすかった。プログラミングしてるだけでは知り得ないうんちくを増やすのにもってこいな書籍です。
-
プログラミング言語の機能が出来た歴史が学べる。それぞれの機能を、他言語との比較により特徴を知ることが出来た。基本的に内容で一気読み。
-
深く理解するには、「比較から学ぶ」、「歴史から学ぶ」が重要というのはもっとも。
まさにその言葉を踏襲するがごとく、言語横断で有するプログラミングの要素技術についてその成り立ち、意義、言語ごとの考え方の違いを紹介してくれる。
1冊でそれら全てを解説するのは不可能で、重要なのは何が一番正しい考え方なのかではなく、言語ごとに特徴があり、用途に向き不向きがあるということ。
この言語はこの機能にくせがある(主流から外れている、洗練されている)と、そらで説明できるようになるとプログラマとしてステップアップした気がする。 -
内容は平易。
各々の歴史的経緯を紐解いて意義や目的を確認できる。
読みやすく、一日で読了。 -
関数、エラー処理、型、スコープ、平行処理、オブジェクト等のプログラミングに必要不可欠な概念について
「プログラミング言語間の違い」や「歴史的な背景」が非常に分かりやすく書かれています。
自分のコーディングスキル向上に直接役立つようなものではなかったように思いますが、
このような言語横断的/歴史的な観点でこれらの概念を説明した本は少なかったと思うので、非常に参考になりました。