根っからの文系のためのシンプル数学発想術

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  • 技術評論社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774160603

感想・レビュー・書評

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  • 背理法は便利で強力、ゆえに怪しい使い方もできる
    あたかも二元論からの背理法→絶対唯一の正解っぽい
    世の中には選択肢が二つしかないことなどほとんどない

    内容的に期待したものとはずれていたが、数学と国語が同じちからを使うこと、数学的な整理のしかたで物の見え方捉え方が変わってくること、説得するときは言い換えと因果を用いること、さらに最初に書いた部分などはこれからの仕事においてかなり役に立つだろうと思われる。

  • 開始:2023/3/24
    終了:2023/3/26

    感想
    数学的センス。日常に転がっていて意識できない。観察眼を磨くことで眠っていたものに気がつく。偶然では無く必然的な冴えた意見。

  • AIvs教科書を読めない子どもたちでも言われてる事が同じく書いてあり、共通した事象が発見でき嬉しかった。

    知らないうちに数学的思考を日常生活でも使用していることがわかった。

    この著者の方に中学、高校時代に数学を習ってみたかったと思いました。

  • 現代文の参考書に内容的には近しいと感じる部分も多々あった。第3章の数学的発想術については、実生活で役に立てられそうだという印象を受けた。読み手にそれなりの国語力を要求する本だと思う。

  • あなたに秘められた数学力を引き出す 7つのパターン ー
    http://gihyo.jp/book/2013/978-4-7741-6060-3

  • 音楽との関係を拝読。いますぐわからなくても何度か借りて読み進めたい本。

  • 数学的発想術とあるが、ビジネスをするうえで必要なスキルと同じだと感じた。

    数学的発想術の7つのパターン
    1.整理する
    ・改善の4原則(ECRSの法則)
    ①Eliminate(排除):工程、作業、動作を省略できないか?
    ②Combine(統合):複数の工程を一緒にできないか?
    ③Rearrange(交換):順序を交換できないか?
    ④Simplify(簡素化):作業を単純化できないか?
    2.順序を守る
    選ぶとき:大→小
    証明するとき:小→大
    3.変換する
    言い換える、因果関係を使う
    4.抽象化する
    共通するものを抜き出す、モデル化する
    5.具体化する
    説明上手になる、演繹と帰納を使分ける
    演繹:全体に成り立つ理論(仮説)を部分に当てはめていくこと
    帰納:部分に当てはめる事を推し進めて全体に通じる理論を導くこと
    6.逆の視点を持つ
    様々な視点の第一歩、面倒を回避する、対偶と背理法
    対偶:元の命題との真偽が完全に一致する
    背理法:証明したいことの否定を仮説する。
        矛盾を導く
    7.数学的美的センスを磨く
    合理性を求める、対称性を使う、統一性を目指す

  • ざっと読めた。しょっぱなにセンター問題を載せてきて、筆者はとんだSだな…と思った。「なんで数学なんか勉強しないといけないんだよ」とか抜かす子どもに答えることができそう。

著者プロフィール

1974年、東京都生まれ。永野数学塾塾長。東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。同大大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退後、ウィーン国立音楽大学(指揮科)への留学。副指揮を務めた二期会公演が文化庁芸術祭大賞を受賞。わかりやすく熱のこもった指導ぶりがメディアでも紹介され、話題を呼んでいる。著書に『とてつもない数学』(ダイヤモンド社)、『ふたたびの高校数学』(すばる舎)、『教養としての「数学Ⅰ・A」』(NHK出版新書)など。

「2023年 『大人のための「中学受験算数」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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