バッテリー 4 (教育画劇の創作文学)

  • 教育画劇
3.72
  • (166)
  • (85)
  • (320)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 832
感想 : 72
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774605173

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 才能のある人とプレイすることの喜びや葛藤がていねいに描かれていました。野球が好きだけでは、やっていけないような苦しさも感じました。

  • 読み始めて、あれ、流れがわからない。私3巻読んだよね〜?と娘に確認してしまった。 ……そうか、そういうことか。狙った効果はわかるけど、読者はちょっと戸惑うかも。今まで普通に時系列で進んでたから。
    さて。前巻までの流れからすると、ちょっとびっくりな展開をする4巻。巧がいじらしく見えたり。「姫さん」と来ましたか、うまいなぁ、あさのさん。主役ふたりが終始ど〜んよりなので、脇を明るく固めたりとかも。クリノスケ辺りはわかってても笑える。
    私としてはちょっと意外な方向にかわされた感があって、それはそれで読んでいて楽しかった。

  • 「自分の限界の先を見てみたい。自分の力を見きった先に行ってみたい」強豪横手との練習試合で完敗した巧たち。自分では巧の球を受けきれないのでは、という恐怖心を感じてしまった豪は…

  • ★2016年10月30日読了「バッテリー4」あさのあつこ著 評価B

    横手二中との非公式な練習試合。巧は見事に門倉を抑えるものの、後続の瑞垣俊二は、新田東中バッテリーの弱点を見抜き、その予言のとおり、総合力にまさる全国ベスト4の横手二中が試合を圧倒、原田を打ち崩しマウンドから引きずりおろす。

    バッテリーの弱点とは、打ち込まれたことのない精神的に幼い巧とまだ稚拙なインサイドワークの永倉のキャッチングだったのだ。門倉との最初の勝負にかった永倉は、緊張の糸が切れて、巧の速球をとれる状態ではなくなり、それを感じた巧は持ち味の速球を投げ込めなくなってしまったのだった。試合は、横手二中の顧問が認めていない試合を生徒たちがやっていることに気が付いて、試合場に駆け付け没収中止。

    しかし、門脇と瑞垣は中学校最後の試合として、再び原田巧たちと再試合を画策することとするのだった。

  • 冒頭1人走る巧。
    あれ?試合どうなったんだ?と思わせる、
    展開がうまいなあっと。

    しっかし、一度は真面目に読もうと思っていたのに、
    BLフィルターかかりまくる。
    いや、これ、普通に読む方が難しいんじゃ・・・・。
    とはいうものの、確か全体的に売れていたはず、
    とゆーことは一般人にもうけてたんだよなあ。
    まあ、まっすぐ読めば、
    天才の孤独とそれを取り巻く苦悩、ってことになるのかしら?
    いやあ、でも唯一無二の相手とか、お姫さんとか
    完全にBLど真ん中なんですが・・・・。
    いやいや、いかんいかん、とりあえず、一度はちゃんと
    まともに読まねば・・・・。

    バッテリーってそんな特別なもんなんかなあ?
    野球、殆ど知らないのでどうもそのへんが分からん。
    ああ、でもピッチャーである、ということのみだった巧が周りを認識し始めてる感じがおお成長期って感じで
    好きですね。
    才があるゆえにそれに縛られるってゆー面はあるのかなあっと。

    あ、あと多分一番人間できているであろう青波が
    弟ゆえの特権とでもいいましょうか、
    堂々と巧に甘えられるところがオイシイ立場やのうっと
    ああ、私も甘えられるお兄ちゃんが欲しかったなあっと
    つくづく羨ましく・・・

    そしておじさん呼ばわりされた門脇に爆笑なのでした。
    まあ、そもそもこの子達が中学生とゆー設定が
    既にほんとかよっと突っ込みたくなるとこですけどねー。

  • 姫さん。うまいことゆう!

  • 豪くんが悩む、の巻。

    のわりには深く踏み込んでいないというか、描写が今一つで、共感も感情移入もできなかった。
    もとが単細胞なので、深い悩みっぷりに「そこまで悩む必要ないじゃん」とか思ってしまったり、巧みたいに”ただ投げて、ただ捕る。それだけでいいじゃないか。”と思ってしまったりして。

  • 天才ピッチャー原田巧とキャッチャー長倉豪の成長の物語。
    中学生というゆれる年代を野球を通してキレイにうつしているカンジです。
    「キレイにうつす」というのは「そのまま」ってことです。

  • やっぱり思ってた通りの問題が勃発。それにしてもここまで引きずるとは。
    巧の不器用さとそれでもストイックを貫くところにおおっいいんかそれで、と思った。
    そしてまた、お姉さんをもやっとさせる描写が多くて困った。余分だ。紙一重だ。ただの野球バカの集まりだけでは持たせられないんかー。
    こんな野球少年はいねぇ、それだけは断言できる。

全72件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×