捕食動物写真集

制作 : 新紀元社 
  • 新紀元社
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本棚登録 : 35
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775314494

作品紹介・あらすじ

動物が動物を食べている(動物が動物に食べられている)貴重な写真のみを集めた写真集です。
魚類、虫、爬虫類・両生類、鳥類、哺乳類の5ジャンルに分けて収録しています。

【ご注意】
あくまで制作スタッフの主観ですが、本書の写真は、ジャンルごとに比較的ソフトなものから刺激が強いと思われるものまで、順番に並んでいます。そのため、これ以上は見たくないと感じた方は、そのジャンルは中断して他のジャンルに進むなど、ご無理されないことをおすすめいたします。

感想・レビュー・書評

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  • 野生動物が、他の動物を捕食して食べる様子を集めた写真集。
    捕食する動物ごとに「魚類、虫、爬虫類・両生類、鳥類、哺乳類」と並んでいる。
    冒頭に注意書きがあり「比較的ソフトなものから刺激が強いと思われるものまで順番に並んでいるので、このジャンルはもう見たくないと思ったら飛ばして次のジャンルに進むなど、無理しないでください」ということが書いてある。

    制作者様にできればお願いが…。捕食する瞬間の写真が並んでいるのだが、何が、何を食べているのか、できればその動物の特性なども記載していただきたかった…(ということで★四つ)
    見ればわかる動物はいいんですよ。しかし食べられている方がちぎれたお肉状態だと「何が食べられているんだ?」が分からなかったり、食べられる食べる側が意外な組み合わせだったり意外な捕食方法だと「これどういう状況だ!?」と考えてしまう。

    例えばP13。おそらくタランチュラと思われる毛の生えた蜘蛛がカエル?イモリ?にガブリついているように見えるんだが齧ってはいないよね?抑え込んでいるのか?蜘蛛って獲物を溶かして吸う印象だけど、イモリ?に毒を注入して、吸っている写真ってこと??
    検索すれば捕食方法も分かるんだろうけど、検索してコワイ映像や文章が出たら嫌だなあと思うので検索に躊躇する…。

    また、爬虫類で顔の部分だけアップだと、蛇なのかトカゲ類なのかが分からない…(足があるのか無いのかが写真には映っていない)
    P23でカエルを丸呑みしているのは蛇だと思うんだけど、P22で鳥?を丸呑みしているのは顔つきが大きなトカゲか何かか?と思うんだが何者なんだろう。

    P11にある2枚の写真。上の写真はムカデを縦に捕食する蜘蛛、下の写真は芋虫を横から捕食するカメムシ?ナガメ?(背中が柄になってるカラフルな甲虫)両方とも毒を注入してるんだと思うんだけど、暴れるであろうムカデを頭(尻尾?)から抑え込む蜘蛛と、横っちょから近づいて毒だけ入れて動けなくさせる甲虫という特徴なんだろうか。

    P26、27。これはおそらくコモドオオトカゲだろう。コドモオオトカゲの凄さ、捕食の様子を書いたのではこちらの本が良かった。
    ダグラス・アダムス「これが見納め」
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4622076160#comment
    こちらでは「コドモオオトカゲは現地の人間も襲うので、保護地区に入れて、ヤギを与えて、その様子を観光客に公開して費用を賄う」「コモドオオトカゲは毒を持っているので襲われてから二年後に死ぬこともある」「コモドオオトカゲは自分の子供さえ食べる」などなどいかに恐ろしいかが書かれていました…。

    P28。巨大なカエルを丸呑みする蛇なんだが、この蛙はもともとこんなにデカいのだろうか、それともカエルなりに体を巨大化して蛇を威嚇しようとしたけど捕まってしまったということなのか?だってすごいメタボなカエルなんですよ。説明書きで「蛇は、自分の体の◯倍の獲物を丸呑みできる」みたいなことを知りたかった…。

    P70、71は、シロクマがペンギン?を食べている連続写真なのだが、皮を剥いでいるように見えるんだけど、皮って食べづらいのか??皮だけポイするの?
    野生動物って、そのまま食べる印象だったので、皮を剥ぐような、食べるために手を加えるみたいなことをするのはあまり見ないような気がする。

    また大きく強い動物が食事をしている最中に、少し離れたところにいる鳥たちもなんともいえない。禿鷹とかなら当然だと思うんだけど、P52で狼の獲物のおこぼれを狙っているらしき鳥が見た目では肉食でないので「きみもそんなにデカいお肉食べるのか…」と思った。

    一瞬の写真なのだが、かなりの躍動感もある。シャチ?がアザラシ?を水面で追い込む様子、ワニが牛?インパラ?をがっしり齧り付き振り回している様子、亀が今にもカタツムリに食いつくその瞬間。食べられる動物だって、硬い殻だの角だの早い足だの持ってるけど…いや、大きさや速さに差がありすぎて話にならん。

    そんなこんなで。
    捕食の様子はテレビなどでも見るけれど、こちらの写真集はどの動物も表情がバッチリ見えるようなものばかり。食べる方も食べられる方も野生そのものの「生命」を感じる写真集だった。

    …今後同じような写真集を出す場合は、動物名の記載をしてくださるとありがたいです。。



    野生の動物の食べる本で、こちらも良いです。「むしをたべるくさ」
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4591095002#comment

    捕食を文章として躍動感があったのはジェラルド・ダレルのコルフ島シリーズ。
    ベッドの上でカマキリとヤモリが死闘を繰り広げる!
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4122059704#comment

  • 請求記号 480.87/Sh 64

  • タイトルそのまんま。さまざまな動物が「捕食」している瞬間を捉えた写真集である。
    動物が動物を食う。ひたすらそれだけ。
    キャプションが皆無なので、写真によっては何の種が何の種を食べているのかもよくわからないものもある。鳥が虫を食ってるんだな、とか、ワニが魚取ったな、程度だが、まぁそれで十分といえば十分か。

    魚類・虫・爬虫類・両生類・鳥類・哺乳類と動物の種類ごとに分けられていて、各章は制作スタッフの「主観」により、比較的ソフトなものから刺激が強いと思われるものの順に並んでいる。これ以上ムリ!と思ったらそこで中断して別の章に飛ぶことが推奨されるという親切設計である。

    タランチュラ(?)が昆虫を食うとか、カメムシ(?)が毛虫の体液を吸うとか、生理的にグロテスクなものもあるが、子猫のネズミ捕獲とかカワウソの本気食いというのもなかなかの破壊力である。

    個人的にはシロクマの迫力が一押しか。純白の捕食者の朱に染まる顔。

    生きるためには食わねばならん、のである。

  • ただただ生き物の捕食の瞬間を捉えただけの写真集なのだが……これがまた素晴らしい.ちゃんと最初に「あくまで制作スタッフの主観ですが、本書の写真は、ジャンルごとに比較的ソフトなものから刺激が強いと思われるものまで、順番に並んでいます。そのため、これ以上は見たくないと感じた方は、そのジャンルは中断して他のジャンルに進むなど、ご無理されないことをおすすめいたします。」と断りが入っている,生きるためには食べないと仕方がないからね.
    魚類から昆虫(蜘蛛類),爬虫類,鳥類,哺乳類に至るまでその捕食シーンが集められている.可哀想に,爬虫類・両生類と分類されていたが,両生類は捕食される側としてしか出てこなかった.

  • 133-12-2

  •  動物が動物を捕え、食べている場面を収めた写真集。

     食物連鎖の現実。気分が悪くなりそうな人へ親切に注意書きが添えてある。

     こういう撮影は大変そう。

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