ハムレットと海賊: 海洋国家イギリスのシェイクスピア

著者 :
  • 松柏社
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775402528

作品紹介・あらすじ

『ハムレット』で海賊が登場した背景には、海洋国家へと向かうイギリスの姿があった。
グローバル化という名のもとで、海洋覇権の時代が終わっていない現代において、
シェイクスピアの作品群から浮かび上がる課題は、日本にとっても無縁ではないのだ。(本文より)

シェイクスピアにとっての海、そして『ハムレット』における海賊との出会いを手がかりにすると、その作品群の魅力が更に増してくる。
それらを見直すと想像以上に海洋国家イギリスが立ち上がる状況が描かれていることが確認できる。
そこから浮かび上がる問題点の多くは、明治維新後百五十年を経た現在の日本と無縁ではない。
シェイクスピア作品を曾てない斬新な視点から読み解く、画期的な解説書である。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

文芸・文化評論家 1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。 著書に、『「トム・ソーヤーの冒険」の世界』『「クマのプーさん」の世界』『快読 ホームズの『四つの署名』』『ガメラの精神史』(ともに小鳥遊書房)『スター・ウォーズの精神史』『ゴジラの精神史』(彩流社)『モスラの精神史』(講談社現代新書)や『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21新書)のほかに、『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、『新ゴジラ論』『フランケンシュタインの精神史』(ともに彩流社)など多数。

「2023年 『シェイクスピアの戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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