ピーター

  • ビーエル出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776406464

作品紹介・あらすじ

ピーターは、ひとり、にわにすわっています。ママのたんじょう日になにをおくろう。おねえちゃんたちは、手づくりケーキや絵をおくろうと、いそがしそうです。よる、ピーターは、ゆめのなかで、せかいいちきれいな木をみつけました。うれしくなって、ピーターは、おじいちゃんにいいました。「ぼく、ママに木をあげたいの」

感想・レビュー・書評

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  • お母さんのことばやふるまい、
    優しさが伝わってきて心があたたまります。
    人がしてくれたこと、
    どんなことでも温かく受け入れて喜べる
    ピーターのお母さんのような人でありたいです。

  • お母さんの誕生日に二人の姉は得意なケーキや絵をプレゼントする。小さいピーターは、何を贈ればよいかわからない。するとおじいさんが植木鉢に世界で一番きれいな木を植えてくれる。でも、ピーターは、そんなちっぽけな木をお母さんに贈る気になれずに、畑の草の陰に置きっぱなしにしておく。すると、その樹は寒い冬に花を咲かせる。それはフユザクラで、その後もピーターの家で毎年花を咲かせる。

    一番小さい子の大きな贈り物。「ティッチ」を思い出させる絵本。

  • 綺麗な、挿絵の絵本。

    お母さんの誕生日、世界で一番綺麗な木を上げたかったのだけど、おじいちゃんが手伝ってくれた鉢植えは、なんだか思っていたのと違っていて、渡せずじまいに…。

    庭に置かれ鉢にきづいたお母さんが、地面に植えてくれて。

    冬に美しい花を咲かす「フユザクラ」が咲いている場面が印象的。

  • バーナデット・ワッツの色鮮やかな表紙に思わず手を伸ばしてしまった。小さい男の子がおかあさんの誕生日にプレゼントしたいのに何もなくて悩んでいたら、おじいちゃんが世界一きれいな樹をあげたらいいと教えてくれたのですが。。。

    テーマはよくあるものだけど、やっぱり絵が素敵なので余計にいいお話に感じてしまうようだ。

  • 淡い色彩の美しい絵本です。
    ピーターは、お母さんの誕生日に、世界一綺麗な木を贈りたいと思いました。おじいちゃんが小さな木をくれたのですが、棒みたいで、ピーターは悲しくなってしまいます。
    けれども、木は少しずつ大きくなって、雪の中で美しい花を咲かせるのでした。

  • 絵もお話もすごく綺麗な絵本でした。
    じわっと泣きそうになった。

  • ◆贈り物◆
    ピーターはひとり庭にすわって、お母さんにあげる誕生日プレゼントを考えているのですが、なかなか思いつきません。
    その夜ピーターは星に届きそうなほど高い木、おとなしい動物やめずらしい鳥が出てくるすてきな夢を見ました。そして「ママにせかいいちきれいな木をあげよう」と思いつくのでした。
    ピーターの優しさと繊細な心の動き、お母さんの温かさが絵に表現されています。
    読んだ後、大切な人に贈り物をしたくなる作品です。

  • 季節を感じられる色とりどりのきれいな絵。おだやかにすすむお話、落ちついた気持ちになれる。

  • 優しいカラーに思わず魅かれ手に取った絵本。

    お話しもすてきです。
    幼いピーター少年の気持ちが ウンウンわかるよ
    という感じで伝わってきます。

    絵がまたすてきでページをめくるだけでも楽しくなります。

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著者プロフィール

文と絵*バーナデット・ワッツ(Bernadette Watts)
1942年、イギリスに生まれる。父親は建築家、母親は舞台装飾家という恵まれた家庭で育つ。幼い頃から絵が好きで、絵を描くこと、お話をつくることは彼女の楽しみで、4歳のときにビアトリクス・ポターの影響を受けてつくった初めての本は現在も残っている。ケント州のメイドストーン美術学校で学び、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。これまでに、『ブレーメンの音楽隊』『白雪姫』『雪の女王』(以上、西村書店)などグリムやアンデルセン童話の挿絵を中心に最近は創作絵本も手がける。イギリス・ケント州在住。

「2018年 『たいこたたきの少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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