まだなにかある(上)

  • 辰巳出版
3.34
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本棚登録 : 170
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777815036

作品紹介・あらすじ

少年は海で溺れていた…見知らぬ町で目覚めたとき、16歳のセスはそれだけを覚えていた。『混沌の叫び』シリーズ、『怪物はささやく』につづく話題作!全英ベストセラー小説待望の邦訳ついに刊行!

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭いきなり主人公が死ぬ。そして次の場面は生き返る?あるいは地獄で目覚める?ところから始まる。無人の荒廃した町で。
    パトリック・ネスの本を順番に読んでる。どれも人間や社会や世界をすごくシビアに捉えてて、辛い描写も多いんだけど、でも同時に人間の力強さを信じる言葉が美しくて好き。

  • 世にも奇妙な物語+地球最後の男+@
    既視感。

    水のイメージ。

    装丁が良い。

    グドマンドの必然性がわからん。


  • 感想は下巻にて。

  • アメリカの海でおぼれ体中を骨折して死んだはずのセス。目が覚めてみると、そこは昔住んでいたイギリスの自分の家。でも、町は埃に覆われ誰も住んでいない。そして子どものころ使っていた屋根裏部屋には、黒い棺桶。どうやら自分はそこから出てきたようだ。いったいここは何なのか。町をさまよううちに、別の二人の生存者と出会う。レジーンという黒人の少女とトマシュというポーランド人の少年。そして三人を襲う謎の黒いドライバー。この世界は、いったい何なのか。他の人たちはどうしてしまったのか。

  • 冒頭、スピーディでミステリアスで、
    一気に引き込まれる〜...と思ったのだが、
    なかなかに冗長で、なんだかとても、だれた。



    下巻を読んで全容がみえたらまた記録したい。

  • 原題「More than this」

    ネス・ウェアリング17歳
    弟オーウェン、父、母

    友人:グドマンド

    冒頭で主人公ネスは溺れ死ぬ。
    真冬の海の寒さに、肺に水が入り、硬い岩にたたきつけられ肩甲骨頭蓋骨が砕けて死んだ・・・・はず。

    が、引っ越す前のイギリスのうちの自分の部屋で目を覚ます。誰もいない。うちは灰まみれ・・・

    恐怖にはいくつかの種類があると思う。
    想像を超える確認できない物体
    現実のあれこれ、命の存続にかかわること。
    そして、自身がどこにいるのかわからない、自分がだれにも認識されない、自分の知っている常識が通用しないなど、圧倒的な閉塞感。

    ひたひたと迫る恐怖。
    すでに死んでいるのに、それ以上の何が待ち受けているのか?死ぬという恐怖を先に与え、その先の誰にも経験のない世界へ引きづり込む作者の方法はそこはかとなく怖い。

    そこに生きていたころの、友人グドマンドとの関係。
    弟のエピソードが絡み、物語を形づくる。

    そこに新たな生存者、「ドライバー」と呼ぶ謎の生物(?)

    さて、この世はいったい何?
    このからくりは?

    下巻が楽しみだ。
    「まだなにかある」にちがいない・・・

  • 感想は下巻で。

  • パトリック・ネスの作品は初読。

    どんな作風なのか、そもそもこの本がどんなあらすじなのか、何も知らない状態で読んだ。

    冒頭でいきなり主人公が溺れて死ぬ。
    死んだはずだったのに、誰もいない街で目覚める主人公。
    自分が誰なのか、ここがどこなのかもわからない状態で。

    主人公が眠るたびに記憶が蘇り、だんだんと主人公がどんな人物なのかが見えてくる。

    一体この作品はどこへ向かって行くのか、到達点が全く予想できないまま、話は展開していく。

    これは一体なんなのか。
    ミステリーなのかSFなのかはたまたBLなのか…。
    カテゴライズすることに意味はないけれど、あまり読んだことのないタイプの作品で、戸惑いを隠しきれない。すごく面白い。

    早く下巻を読まなければ…。

  • 上巻3分の2はほぼ主人公しか出てこないしモノローグだけなので混沌としすぎてるけど、最後の
    3分の2で一気におもしろくなる。

  • 下巻でまとめて

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