ショートケーキの苺にはさわらないで (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
4.17
  • (56)
  • (50)
  • (27)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 462
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778117627

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 泣かせてほしい!と思い読んだはず…
    凪良ゆうさん初めて読むけど読みやすい文章。
    で、内容はというとまあ、、想像通りの展開だったかな
    最後らへんまでは。
    ちょっと、おおお???っていう収束の仕方ではあったけど概ね期待を裏切らない展開で、なるほどね!という気持ちで読み終えれました!

  • ロボットとの恋と聞いて最初は抵抗感があったけれど、読んだらすぐにシンの可愛さ健気さにやられてしまった。一般的世間からは理解されない2人の恋愛は様々な壁を超えて最終的には2人とも形を変えて結ばれる。全く新しい愛の形を見た気がした。
    ひとつ気になるのは南里が抱いた、シンが南里を好きなのは「そういうふうに作られたロボットだからなのか」という疑問が結局最後まで書かれていなかったこと。これが元々裏ドールとしてつくられたシンとの恋愛における最大の問題だと思う。南里といるうちにより心が芽生えたってことで良いのかな。

  • 「2119.9.29」を読み、どうしてこれを読んでないんだ!と、大慌てで読んだ。ここでも、アンドロイドの存在の哀しみと人間の身勝手さに胸を締め付けられそうになり………。そして戦争の恐怖と絶望感が、巧みに描かれていることに舌を巻いた。人間型のシンももちろんいいが、私としては、球体のシンが可愛くて仕方なかったな。なんとなく、スターウォーズに出てきたBBをイメージしてしまった。南里がアンドロイド化した経緯もよくわかり、本当に、いつまでもシンと幸せに暮らして欲しいと思った。

  • 南里とシン。ふたりの長い長い愛のお話。
    どちらかというと苦手な要素が多かったんですが、途中からはページをめくる手が止まらず、一気読みでした。途中で何度も心を抉られ揺さぶられ、目蓋が熱くなりました。
    タイトルはどういう意味かなと思ってたんですが…。その他にもいろいろ重なるエピソードにほろりとしました。
    どうかいつまでもささやかな幸せが続きますように。

  • CDを先に聴きかけて だめだ! これは先に読まなくてはいけないと思ったが 遅かった。 
    シンの声が武内健さんvoiceに自動変換されてしまう。 

    もうデレデレである。真っ当な評価は無理。

    それでも
    フェイントにまんまと引っかかり ドキドキはらはら 血圧が上がったり下がったり、、、。 あー よかった!

    時が時 北方から危険物が飛んでくるなか 妙に切羽詰まって読みました。

  • 何度読み返しても泣く作品の一つ。

    形が変わろうが、気持ちは変わらない2人は幸せになって欲しいと強く思わされます。
    SFチックですがSF耐性なくて問題ありません。

    タイトルがすごい

  • こんなに泣けたBLは初めてかも。というかこれをBLに分類して良いものかどうか…。ジャック&エレナ(清水玲子)と同様の近未来SFです。主人に虐待されていた裏ドールを高額で買い取ったドールオタクの南里と、純粋無垢なアンドロイド:シンの長い長い物語。戦争時代に突入した日本で引き裂かれる主人とアンドロイドが再び平和を手に入れるまでは奇跡の連続でした。シンの可愛さがたまらない。綺麗になった洗濯物に向かって「いい子になりましたね」と小声で褒める姿は悶絶モノでした。こんなロボット私も欲しいです。

  • おもしろかったけど……
    色々な意味でSFになりきれていないw
    最後、不老不死のカップルになってしまうのもちょっとなぁw

  • あらすじ読んでこれは絶対に泣きが入ると思って気合い入れたけどあっけなく涙腺決壊しました。近未来SFファンタジー、オタクな大学生で人間・南里とセックス用アンドロイドの裏ドール・シンの恋物語。戦争によってドールが徴兵されるあたりからウルウルが止まらず困った。ただ、最後の南里の展開が私的にはちょっと… という感じで、最後の最後に一瞬で世界から弾き出された気分になってしまったなぁ。

  • アンドロイドもの、と聞いていたけど、思ったよりSukoshi Fushigi分が強くて、あとがきにある「何度別れてもも出会う、出会ったらわかってしまうふたり」というのがめちゃくちゃわかる話だった。めちゃくちゃよかった。読み終わってから、セックスが1回しかなかったけど、蛇足でラスト1回入れなくて良かったとおもう。よかった。

    よかった、としか言えないぐらいよかったけど、近未来・アンドロイド・Sukoshi Fushigi要素のBLが萌えない人は難しいと思う。これも一般人にすすめたいBL小説になった。

全42件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

凪良ゆうの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×