午後9時からは恋の時間 (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
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本棚登録 : 92
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778124472

感想・レビュー・書評

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  • みずかねりょう先生が描かれた表紙と説明文を読んで、「これ、好きかも!」って一目惚れをし、即買いした作品。
    この作品の面白い所は3つ。
    一つは、佐倉(受)の柊への熱意を口に出さず、胸の内でつぶやいているセリフを()で書かれている。柊には聞こえていないが、関西弁のボケとツッコミの様な演出は面白いし、佐倉の熱意が読者側に伝わり易いと思う。佐倉に同調し、一緒になってドキドキしながら読んでました。
    二つ目は、後半で柊(攻)が佐倉(受)に告白する時のセリフ。私的にはギミックになっていると思いましたね。だって、その部分を読むと、何度でも読み返したくなる。なので、柊の佐倉へのアプローチ時のセリフが進化する様を、意識しながら読んでみて欲しい。
    3つ目は、柊のキャラの良さ。二面性な所にギャップ萌えします。
    夕映先生の作品を読むきっかけになった作品です。

  • ちみっこは可愛いし攻は好みだし、とっても良かったです。でもラストはできれば受のデザインが世に出たところを見たかったですね。前の事務所の連中をぎゃふんと言わせて欲しかった!

  • 雑誌掲載時に読んで、結構好みだな〜と思っていた作品。まさかショコラで出るとは!そして確かに、雑誌掲載時とは、ちょこちょこ変わっていたけど、ストーリーの大筋は変わらない。文庫版の方が、七海の上司の人となりが嫌な感じに描かれているかな。そして柊がグイグイ攻めてきているような気がする。七海の仕事への屈折した思いと、そこから這い上がろうとする様子は、応援したくなる良い仕事BL。色覚異常のハンデが武器になるかも…と思わせる締めくくりがやはり好き。

  • 全体的によい出来。子供可愛いし攻優しいし、受はハンデ抱えて悩みながらもちゃんと自分の足で目標に進もうとしているし、ストーリーの読後感も良い。でも、なんかモヤモヤ…。攻がHシーンではりきってスパダリモードに入るのが合わなかったかな。あとちょっと本編が長く感じた。薄く引き伸ばしたかのような印象。元の話を大幅加筆・修正とあったからそう感じただけかな。好みだとは思うけど、元の話の方を読んでみたかった。

  • チミっ子と3人で末永くお幸せに。

  • 色覚異常が大人になって、デザイナーとして職を得てから発覚し、デザイナーになれずアシスタントになってくすぶっている。
    なまじ学生の時に賞を取ったりして将来を期待されてきただけに喪失感は大きい。
    切迫になった姉の代わりに姪の保育園の送迎をしてる時に出会った親子。この二人を通して付き合いができ、前向きになっていく。

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