マルクスの使いみち

  • 太田出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778310103

作品紹介・あらすじ

人文系ヘタレ中流インテリのためのマルクス再入門。

感想・レビュー・書評

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  • 『マルクスの使い道』

    著者:稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅
    出版:太田出版 <http://www.ohtabooks.com/publish/2006/03/10202736.html

    【メモ】
    ・松尾匡のページ 
      2006年3月23日
     『マルクスの使いみち』の読まれ方にショック
    http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_60323.html

    ・吉原直毅
     2006年2月19日
     『マルクスの使い道』の出版、近し
    http://www.ier.hit-u.ac.jp/~yosihara/usagemarx.htm

    ・インタラクティヴ読書ノート別館の別館
     2006年04月08日
     『マルクスの使いみち』その後
    http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060408/p1


    【目次】
    はじめに      稲葉振一郎

    第一章 『解体と再生』その後
     マルクスへの新たな一歩
     反経済学は経済学ではない
     ヘタレ・インテリの迷走
     マルクスからの逃走
     塩沢流新古典派批判の精度
     新古典派は過度にヒューマニスティック!?
     ポスト・ケインジアンとスラッフィアン
     アナリテ
    ィカル・マルキストのつくり方
     ラディカルズの問題意識

    第二章 搾取と不平等
     搾取理論を捨てたローマー
     貧乏人は労働者になるのが利潤最大化
     生産のポリティックス
     「マルクスの基本定理」の核心
     搾取のパラドックス
     ワーカホリックな資本家とレイジーな労働者
     定理の頑健性とモデル
     レトリックとしての労働価値説
     マルクス主義が労働搾取に関心を寄せる四つの理由
     搾取理論から分配的正義へ
     ローマーとボールズ&ギンタスの論争
     「資源の平等」と「機会の平等」

    第三章 公正と正義
     正統派マルクス主義批判としての政治主義
     搾取なきあとの変革へのモチベーション
     「気合いと根性」から科学へ
     社会主義の失敗からの教訓
     ローマーの市場社会主義モデル
     アナリティカル・マルキシズム=現代リベラリスム
     帰結主義と非帰結主義
     フェアネスとは何か

    『たたかいの朝(あした)』  吉原直毅
    下からの計画経済       松尾匡
    マルクス主義者たちへの宿題  稲葉振一郎

  • ちょっと難しかった(笑)

  • マルクス入門書じゃありません。入門書を読んでから読むものでしょう。(ズブの素人には何を言ってるのかよく分からない)
    若手研究者が対話形式でマルクスについてあれこれ議論しあう姿は貴重かもしれない。

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著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済研究科博士課程単位取得退学。岡山大学経済学部助教授を経て、現在、明治学院大学社会学部教授。 専門は、社会哲学。 著書に、『経済学という教養』(東洋経済新報社、増補版/ちくま文庫)、『「資本」論』(ちくま新書)、『「公共性」論』(NTT出版)、『社会学入門』(NHKブックス)『不平等との闘い』(文春新書)、『宇宙倫理学入門』(ナカニシヤ出版)、『政治の理論』(中公叢書)など多数。

「2018年 『「新自由主義」の妖怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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