- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778310875
感想・レビュー・書評
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個人的に読後に様々な思いが巡る対談集だった。
フェミニズムに関してのよしながさんの見解はすごく頷けるものがあった。
人がより自由に生きていく為にはどうしたらいいのだろう、嫌な人もいるけどそれを殴って叩きのめすのではなくて、嫌な事があったときにとりあえずご飯食べなというような優しさというのは女の人ならではの発想だと思う。
抑圧され、どうしようもない理不尽なことが多い中でじんわりと暖かくなるような優しさを持てる女性の方が懐が深く愛情深いなと個人的には思うので女性の描く物に感動することが多いのだと自分でも納得できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三浦しをんとの対談で、男男でも女女でも男女でも、「この関係性もえるー!」と思ったらそれはやおいなんだよ、って考え方に、なるほどーと思った。
耽美とかBLとかやおいとか、色々呼び方があって、全部違うところから来ていて、女同士だったらまた百合とかGLとか、ややこしく、そこの認識の差ってこうじゃない?っていう話をいろいろしてくれていて、面白くて、よかった。
しかし「小暮ぶち犯してえ~」と思う一方でこんな色々考えてるのかあ、賢ぇなあ、と思った。
少女マンガ読みたくなりました。 -
対談集。ハチクロの羽海野チカさんから大御所萩尾望都大先生まで、幅広いジャンルの作家さんや漫画家さんが登場します。世代が近いせいか、話題に出てくる作品の大半がわかるので、単純に少女漫画マニヤとしても楽しめるし、それ以外の部分でも、深いなあ、と感心することしきり。なかなか読みごたえのある1冊でした。
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よしながふみさん、最近色々読んでるのだけれども
ん~、面白いし奥が深い!
普通のものから、ボーイズラブ、そして「大奥」とかもまず設定がすごい。
そんな彼女の対談集ということで買ったんだけど、
いや~、濃い!面白い!
私は少女漫画も、少年漫画も、小説も、ボーイズラブもなんでも好きなので
(つまり、オタクなのでしょう。ある意味で。(笑))
この対談集で書かれてることに、とにかく頷きつつ、ほ~、そうか~、
そんな見方があるのか~、とか、あ、それ読んでない!とか思いつつ。
とにかく濃くて、読み応え十分で楽しくてあっという間に読んじゃった。
そして、よしながふみさんって、本当におしゃべりなんだな!(笑)
ご本人もあとがきでいってらっしゃったけど、とにかく良く喋ってる(笑)
いいな、私もオトモダチになりたいな~と思いながら。 -
いろいろな方向から楽しめる、よしながふみの対談集。
漫画が大好きだ!という人が読んでももちろん楽しいだろうし、実は腐女子なんです・・・という人が読んでも面白い。
やおいから発展して、フェミニズムやジェンダーについて考えたい人にもおすすめ。
人生に悩んでいるときの一助にもなります。
そんなことには関係なく、とにかくよしながさんが好きだ!!という人にもやっぱり面白い。
世の中にはいろいろな考え方の人がいるので、よしながさんの意見は合わないという人もいるとは思いますが、私はとても共感、納得したし、目から鱗が落ちたり、救われたりしました。恋愛至上主義な世の中に疑問や息苦しさを感じている人は読むべし! -
やまだないと福田里香三浦しをんこだか和麻羽海野チカ志村貴子萩尾望都対談中に出てくる漫画の7割方は読んでいて、9割方想像がついたので、とても楽しく読んだ。創作するというのはすごいもんだな。
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少女漫画やBLの歴史、書き方、面白さが理解できる本。書かずにいられない・読まずにいられない楽しさに共感できます。
純粋に面白かったし、なるほど!と思い、引用に記録しておきたい部分がたくさんありました。漫画を読むのにも訓練が必要なんだとか驚いた。確かにジャンプしか読んでなかったら、いきなり24年組は文法が違いすぎて読めないのかも。 -
深いなー。
最初は好きな漫画の話から始まって、最終的には何で女の人はBLが好きなのかとかの議論になっていってる。
特に三浦しをんさんとの対談は、濃い!
よしながさんも楽しいんでお話してる感じが、読んでるこっちまで伝わってきました。
漫画好きで、BL好きな人には読みごたえたっぷりですよ!