- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778311520
感想・レビュー・書評
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p.176Jandekジャンデックは04年までの26年間に37枚のアルバムを出したミュージシャン。歌にメロディもリズムもない。サビもリフレインもない。チューニングもいていない。→ドキュメンタリー映画『コーウッドのジャンデック』
p.259TV番組『ビューティ・アンド・ザ・ギーク』ギークはオタクのこと。極貧家庭に育ち、猛勉強して奨学金で大学に進んだアシュトン・カッチャーの企画。チアリーダーなどの美女とオタクが協力してクイズなどのゲームに挑む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三冊目の町山さんの本。
その視点も面白いが、文章が面白い。
アメリカって、薬と、原理主義と、ホモの国なんだね。 -
一話完結で読みやすい、現代アメリカの病理を切り取る小話のオムニバス。町山さんの透徹な視線がいい。
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本屋で見かけてからずっと気になってたが、やっと買えた。
学部生の時はアメリカ文化が専攻だったし、
実際1年留学もしてたし、だいぶ気になってた。
実際読んでみて、すごい思いしろい。
すらすら読めるし、退屈しないし、ちょっとした時間に読めるのも良い。
おすすめ。
ただ、町山さんには、
本出すに当たってもう少し筆を加えてほしかったかな。
コラムを書いた時系列がバラバラ過ぎる。
だからときどき時代(おおげさ)背景がごちゃごちゃになったりする。
そして、ところどころ文体が読みづらかったりする。
そういう細かいところまで気が配ってあれば、完璧。 -
「週刊現代」の連載コラムを中心に「サイゾー」、「TVブロス」、「クロスビート」などのコラムを集めたもの。
アメリカってよく知っているようで、実はぜんぜん知らないことが多い国であることを今更ながら思い知らされた。
とにかく変な国である。
日本も変なところいっぱいあるけれど、
アメリカの変はところやバカさ加減はスケールがでかい。
日本の場合はセコく陰湿に変な気がする。
9年連続でアメリカに行っているクセに、
そういえばそうだったなと思ったのは、
「アメリカでは晴れた日にも洗濯物が干せない」こと。
あちらのアパートやマンションには管理組合のルールがある。
一軒家でもそのコミュニティに規則がある。
それに違反すると法的措置をとられる。
たいてい洗濯物を外に干すことが禁じられている。
確かに、外の洗濯物を一度も見たことがなかった(汗)。
そのバカバカしい理由については本書を読んでいただければわかるのだが、
各家庭で乾燥機に使う電気もバカにならない。
乾燥機は一世帯あたり電気使用量の6~10%を消費するそうな。
なんという資源のムダ!
日光で干せばもちろん電気は消費しないし、
紫外線による殺菌効果も期待できる。
アメリカは合理的な国というのは幻想なのであった。 -
398.初、並、カバスレ、帯なし。
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THE YES MEN
イエスメンのようなイタズラを「カルチャー・ジャム」と呼ぶ。大資本にコントロールされた現代の文化をイタズラで脱構築していく遊びで、アメリカではビートニクの時代から続いている。 -
この人は、本よりラジオでのしゃべりを聞いたほうが良いですね。
基本的にラジオで既に語ったことが、描かれていて
個人的には新鮮味は感じられなかった。 -
この人のコラムももうだいぶ読んでるので、知った話もチラホラ。だけど相変わらずアメリカ観が変わる面白いエピソードばかり。
キリスト教福音派(バイブル・ベルト)の話なんて、宗教観の薄い私から見たら、ギャグとしか思えない。でも、それを心底信じてる人がものすごくたくさんいて、政治もそれに引っ張られているっていうのは恐ろしい限り・・・・。 -
「テロリストを作るのは、実は政治的イデオロギーでもなければ宗教でもない。孤独や疎外感なのだ」
アメリカ在住のコラムニストのゴシップルポ。
アメリカの痛いところを伝えてくれる。全部が全部そうだとは思わないけど、さすがアメリカだ。なんでも有りだ。
ドキュメンタリー映画って、私が知らないだけで凄くクオリティが高くて。そこいらの恋愛映画よりも見ごたえがありそう。