- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778320430
感想・レビュー・書評
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松本次郎の短編集。日本でもアメリカでもその他全ての国でもない、文化の混ざり合ったある種、在ったかもしれない平行世界。みんな狂ってて冷静で優しくてつめたい。あとがきやブログなどを読むと松本さんは日常のふとした時に物語のプロット、アイデアのようなものを得るらしい。それを、松本さんの世界観という名前の脳みそを通し原稿用紙にインクを浸したペンでガリゴリガリゴリと命を削るかのように描かれた荒々しくもすばらしい絵で見られるのは、しごくしあわせなことだ
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松本次郎氏の作品『革命家の午後(2007)』を読了。
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全1巻
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歪んだ世界とモラルの崩壊。
世界の混沌に順応するのなら、狂気は正常なこと。
狂人たちのネバーランドです。
この猥雑さに嫌悪感を抱かないのは、人間のいかがわしさを、信念や欲望に踊らされる弱さを、汚濁にも適応するしぶとさを、作者がこよなく愛しているからだと思います。 -
よ、よくわからんな……
絵も話も下手なのか上手いのかよくわからない不思議な塩梅。現在連載中の「地獄のアリス」が面白かったんでかってみたけど、つまらないというよりよく分からない一冊だった。砂漠の魔女とか特に
でも竹山くんの日常は面白かったな -
エマとユーリの話から誰がジュピターさんが登場すると思ったか。
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所々に差し込まれるメタな目線が心を浮つかせる。
この世界が夢だとしても、
「愛している」と言える誰かと巡り会えることが出来たら、
少しは救われるような気がする。
そんな気持ちになれた。 -
松本次郎の魅力は「ちょっとずつ壊れていく日常」だと思う。
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結局人は冗談と本気の間で生きてるんじゃないでしょうか?
リアリティの無いリアル楽しめました。 -
人をくった内容。
カクカクギチギチした線。
人によっては不安定になるかも。