シンプルノットローファー

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 454
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320799

感想・レビュー・書評

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  • 昔のPerfumeがポリリズム出した頃のクイック・ジャパン読んでたら、衿沢世衣子「天心モナカ」第9話てのが載ってて、調べたら、その連載をまとめたものが改名されて、この本になったと知り、購入。女子高生のよしなしごとをつづった群像もの。のちの「1年1組うちのクラスの女子がヤバい」から、男子高校生と無用力(超能力だけれどだいたいは無用な能力)の設定を引いたら、「シンプルノットローファー」になるなあと思った。いわば原形。食費を削ってでも映画がみたくて、カリグラフィーが上手な子。電気工作全般が得意で、電気工事屋の助っ人までつとめる子。歌手をめざす子。茶道にこだわる子。写真で日々を残したい子。ブログの更新にハマってる子。さまざまな個性がからみあい、気持ちをぶつけあったりして過ぎゆく日々。巻末の生徒一覧と本編行ったり来たりしながら読むとより味わいまします。

  • おもしろい。

  • ●11月某日 『シンプルノットローファー』衿沢世衣子
    Web東京創元社マガジン : 「深緑野分のにちにち読書」
    http://www.webmysteries.jp/archives/28345976.html#chapter4

    衿沢世衣子オフィシャルブログ:erilog
    http://erisawa.com/blog/index.html

    シンプルノットローファー - 太田出版
    https://www.ohtabooks.com/publish/2009/05/21000000.html

  • 何十回何百回読み返してる。普通というしあわせ。どんな子でも、女子高生は無敵!

  • 今年の6月に「おかえりピアニカ(2005)」を読んで、衿沢世衣子さんの作品をもっと読みたいと思ってました。 で、今回は・・・ 『シンプルノットローファー(2009)』を読んでみた。 青春だねー。 こういうほんわかしている日常に憧れる。 おいらが大好きな女性キャラは・・ナカジちゃん!! 傑作。

  • シンプルノットローファー

  • モンナンカール女子高等学校・中等学校を舞台に
    山も無く谷も無い女子高生の日常を描いた作品、普通だからこそ面白い。
    26名のクラスメイトが各話入り乱れる全部で12のお話で
    ・生物室から逃げ出したヘビを雨の中捕まえるお話。
    ・壊れたエアコンを直すお話。
    ・文化祭の看板を作るお話。
    ・ダンスに没頭する女子と音楽を愛する女子が心を通わせるお話。
    ・天然サッカー少女のお話。
    ・極短時間で家の片付けをするお話。
    ・うんちくの無いコーヒーのお話。
    ・地下室の物置に閉じ込められるお話。
    ・謎のおばさんと草むらでバドミントンを体力の続く限り続けるお話。
    ・茶の湯ごっこのお話。
    ・写真の楽しさに気づき始めた女の子のお話。
    ・科学部の3人が真夏に涼を求めて学校中をさまようお話。
    できればこれら1話ずつ個別に紹介したいくらいに面白いもの、
    日常系学園物の作品の中でトップクラスだと思います。

    巻末に26人全員分の「氏名(あだ名)」「部活動/委員会」「通学方法」「今、好きなこと」
    がまとめられており、それを見つつ読み進めないと
    1話からいきなりキャラクター紹介も無く
    誰が誰だか把握する前に話がどんどん進んでいくので注意です(笑)
    1話しか登場しない子もいれば複数話登場する子もおり、話が進むにつれて
    「あの子とこの子は友達だったのか」とか
    「最初モブで登場したけどこの子はこういう性格だったのか」とか
    普通の漫画では楽しめないような事を楽しめるのでとっても新鮮。

    1人だけ気になる子がいまして、「涌井明子」というお名前なのですが
    あだ名が「なろめ」なんですよね。由来が知りたい(笑)

  • そう、シンプル!
    サックリと、でもじんわり読みたい時にオススメのJK漫画。
    やっぱ学生生活ってのはいいもんなんだよな、ちゃんと過ごしてりゃ

  • この感じすき。みんなおもしろい。女子高時代を思い出す。いろんな人がいて、出会って、学校でしかできないことがあって、世界があって。メガネメガネ。

  • 「それは今日の今しかないだろ」

    衿沢さんの漫画は青春(のようなもの)を美化しすぎずキラキラ加減、笑いのバランスがちょうどよいところが好き。それでいて心に残る。青春と書いたけどそういうエネルギーのようなものがちゃんととっくに女子高生ではない自分にも地続きになってる感覚が味わえるのはこの人ならではだと思う。

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著者プロフィール

1978年10月13日、東京生まれ。高校卒業後、ロンドン芸術大学キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツに留学。そこで近況などを描いたフリーペーパーを日本の友人に送っていたが、その友人の薦めにより『コミックH』に投稿、2000年「カナの夏」でデビュー。『おかえりピアニカ』『向こう町ガール八景』『シンプル ノット ローファー』『ちづかマップ』『SatoShio』『ツヅキくんと犬部のこと』『新月を左に旋回』『うちのクラスの女子がヤバい』など著書多数。

「2018年 『ベランダは難攻不落のラ・フランス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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