現代アメリカ社会のレイシズム;ユダヤ人と非ユダヤ人の確執・協力

制作 : 広瀬 佳司、伊達 雅彦 
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779128158

作品紹介・あらすじ

ユダヤ系の作家の中には、ホロコーストや様々な差別や暴力を直接的に経験し、
レイシズムに対し激しい憤りを抱く作家が少なくない。
事実、ユダヤ人は差別への反対運動でも中心的な役割を演じてきた。人種差別
だけではなく、歴史的にフェミニズム運動でも先導的な仕事を果たしてきたのも
ユダヤ系アメリカ人である。
本書では、そんなアメリカのユダヤ系作家を中心に、
これまでにあまり扱われていない作家や作品も取り上げて、様々な視点から
現代アメリカのレイシズムを考察する。

【コンテンツ】
第1章  エリ・ヴィーゼル『ゾンダーバーグ裁判』
                  ─〈他者性〉を求めて(広瀬佳司)
第2章  対立の果て─『犠牲者』(佐川和茂)
第3章  ソール・ベローのブレイクスルー─レイシズムを超える
         『オーギー・マーチの冒険』のケアの倫理(井上亜紗)
第4章  アーサー・ミラーの『焦点』における差別の構造(鈴木久博)
第5章  初期ロス作品に見られる人種意識(坂野明子)
第6章  フィリップ・ロスはアメリカの人種問題をどのように描いたか
             ─「アメリカ三部作」を中心に(杉澤怜維子)
第7章  ポール・オースターの描く他民族社会における他者との共生
     ─『ミスター・ヴァーティゴ』と『スモーク』を中心に(内山加奈枝)
第8章  ジュリアス・レスターの改宗─黒人ユダヤ人へ(大森夕夏)
第9章  ジューイッシュ・クランズマンの不可視性と人種的両義性
     ─『ブラック・クランズマン』におけるサイドストーリー(中村善雄)
第10章 被差別者としての確執と融和─アメリカ映画に見るユダヤ系と
                     アイルランド系表象(伊達雅彦)

感想・レビュー・書評

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  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00630877

    ユダヤ系作家はホロコーストなどの差別や暴力を直に経験し、人種差別に対する憤りから、様々な反対運動において中心的役割を果たしてきた。本書では作家達の差別に対する表象を取り上げ、他者との確執や協力の実相を論じる。
    (出版社HPより)

  • アメリカでのユダヤ人、黒人問題について

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