無垢なる聖人

  • 彩流社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779128387

作品紹介・あらすじ

農園主とその労働者たちの生きる姿を
圧倒的な筆致で描き出す名作!

舞台は1960年代スペイン。
荘園制の残り香かおるスペイン南西エストレマドゥーラの大農園で、還暦を過ぎ、
認知症を患ったアサリアスは暇を出され、義弟の家へやっかいになる。
義弟はすぐれた嗅覚をもち、主人の狩りのお供にと重宝されていたが、
ある日、事故で足を骨折してしまう。義弟のかわりにアサリアスがお供をするも、
いつもどおりとはいかない。
狩りの調子は振るわず、苛立った主人が怒りをぶつけた先は……

感想・レビュー・書評

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  • 無垢なる聖者 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
    https://filmarks.com/movies/3636

    無垢なる聖人(仮) ミゲル・デリーベス(著) - 彩流社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784779128387

  • 淡々と荘園主と農奴の関係が描かれてるんだけど、最後に、従順で少し認知症の老年農奴が殺人…それまでの話と少し違和感あり

  • 読み始めは外国の小説っぽさが濃くて読みにくく、途中で何度も読むのやめようと思いました。
    無垢なる‥確かに。

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著者プロフィール

Miguel Delibes Setién (1920-2010)
20世紀のスペインを代表する作家の一人。『糸杉の影は長い』(1947年:岩根圀和 訳、2010年、彩流社)でナダル賞を受賞し文壇登場。自然の中で伸び伸びと生きる子どもたちを描いた『エルカミーノ(道)』(1950年:喜多延鷹 訳、2000年、彩流社)で確固たる地位を得た。以後、家族・子ども・自然・死をテーマに、独自のスタイルで数多くの作品を発表し、セルバンテス賞を始め、多くの文学賞を獲得した。時期的にはフランコの厳しい検閲(1940-1975年)と重なるが、検閲を巧みにかわし抵抗した『ネズミ』(1962年:喜多延鷹 訳、2009年、彩流社)や『マリオとの五時間』(1966:岩根圀和 訳、2004年、彩流社)などの作品もある。その他の邦訳された作品に、『そよ吹く南風にまどろむ』(喜多延鷹 訳、2020年、彩流社)、『落ちた王子さま』(岩根圀和 訳、2011年、彩流社)、『翼を失った天使』(ミゲル・デリベス 著、近藤勝彦 訳、2007年、私家版)『異端者』(岩根圀和 訳、2002年、彩流社)、『灰地に赤の夫人像』(喜多延鷹 訳、1995年、彩流社)、『赤い紙』(岩根圀和 訳、1994年、彩流社)、『好色六十路の恋文』(喜多延鷹 訳、1989年、西和書林)がある。



「2023年 『無垢なる聖人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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